野楽力研究所

近くの自然で野楽力を高めましょう

多摩地区近所の街中自然観察・・・令和3年7月19日

 梅雨明けと共に晴天の日が続き、気温はぐんぐん上がって昼間は茹だるようです。早起きして、涼しい早朝に街中の自然観察に行きました。畑では野菜が稔り、道端では野草が刈られても刈られても頑張って芽を出しています。庭先の花を楽しませていただきました。今日の街中の自然の様子です。

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(↑上の写真)左=多摩地区の風景、中=メマツヨイグサ、右=コマツヨイグサ

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(↑上の写真)左=イヌタデ(アカノマンマ)、中=オヒシバ、右=メヒシバ

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(↑上の写真)左=イヌビユ、中=カヤツリグサ、右=エノコログサ

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(↑上の写真)左=ツユクサ、中=タケニグサ、右=キキョウ

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(↑上の写真)左=ヤブラン、中=ラベンダー、右=サルビア

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(↑上の写真)左=オニユリ、中=オシロイバナ、右=ユウゲショウ

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(↑上の写真)左=ムクゲ、中=キョウチクトウ、右=ハイビスカス

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(↑上の写真)左=トウモロコシ、中=ナス、右=ピーマン

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(↑上の写真)左=ハキダメギク、中=スベリヒユ、右=ヘラオオバコ

 

 

御岳山・・・令和3年7月16日

 御岳山へ梅雨が明けることを見越して訪ねました。ケーブルで上り、岩石園、綾広の滝から、下山は山道を下りました。この時期はまだ花の端境期で花の数は少ないですが、ヤマアジサイ、クサアジサイ、そして、とても地味でいながら不思議さを醸すムラサキニガナを見ることが出来ました。レンゲショウマは堅い蕾でした。ヒグラシがなきはじめました。今日の自然の様子です。

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(↑上の写真)左=参道の様子、中=ヤマユリ(ほとんどは蕾)、右=ヤブカンゾウ

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(↑上の写真)左=ヤマアジサイ、中と右=クサアジサイ

 クサアジサイ(草紫陽花)はアジサイ科クサアジサイ属。ウィキペディアによると日本固有種で、本州(太平洋側は宮城県以南・日本海側では新潟県以西)、四国、九州(大隅半島以北)に分布し、やや湿った林床または岩上、山地の木陰などに生育する、とあります。ここではやや湿った林床に生えていましたから、その通りと思います。クサアジサイを知らなかったときは、小さなヤマアジサイと思って見過ごしていましたが、ヤマアジサイの葉は対生ですが、クサアジサイは互生です。装飾花の花弁のような萼片は、ヤマアジサイでは4枚ですが、クサアジサイは3枚です(装飾花のないものもあるそうです)。ヤマアジサイは木本ですがクサアジサイ草本です。よく観察してみると確かに随分違い、それ以後、見違えることは無くなりました。日本固有種ということであれば大切にしたいですね。

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(↑上の写真)左と中=園芸種アジサイ、右=ハマナス

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(↑上の写真)左=イワタバコ、中=オオバジャノヒゲ、右=キツリフネ

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(↑上の写真)左=フタリシズカ、中=ヒメフウロ、右=クサノオウ

 フタリシズカ二人静)はセンリョウ科チャラン属。日本各地の山地や林野に生える多年草。葉は輪生のように見えますが対生。この時期、再び小さな花をつけているように見えます。しかし、これは閉鎖花だそうです。植物にとっては安全牌というわけです。開花せずに着実に自家受粉して子孫を増やす戦略です。

 ヒメフウロ(姫風露)はフウロソウ科フウロソウ属。APG牧野植物図鑑Ⅱによると「北半球と南アメリカの温帯に広く分布し、愛知、三重、滋賀の各県、四国剣山の石灰岩地に生える越年草」ということです。一見帰化植物のように見えます。石灰岩地に生える在来種ということです。似たものが「姫フウロウソウ」という名で販売されているそうです。在来種は、花弁に2本の紅色の筋があることが区別点です。

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(↑上の写真)左=フタバハギ(タニワタシ、ナンテンハギ)、中と右=ムラサキニガナ

 ムラサキニガナ(紫苦菜)はキク科ムラサキニガナ属。本州、四国、九州の山地の半日陰に生える多年草。一見、草姿はアキノノゲシのようですが、紫色の花、しかもノゲシと違ってちょっと恥じらうような俯き加減の花の様子。高尾山の4号路でも見られます。株数は少ないので見落としてしまいがちです。今回御岳山では、下山道で見られました。

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(↑上の写真)左=ギンバイソウ(まだ蕾)、中=キハギ、右=ユキノシタ

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(↑上の写真)左=ハリガネワラビ、中=ジュウモンジシダ、右=ホラシノブ

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(↑上の写真)左=天狗岩、中=綾広の滝、右=天狗の腰掛け杉

 

都立桜が丘公園・・・令和3年7月14日

 山百合が一株咲いていました。その他は地味な草花でしたが、それぞれこの雨の多い時期に花を咲かせることにどんな意味を見つけているのでしょうか。ニイニイゼミと鶯の鳴く声を聞きながらの2時間ほどの自然観察でした。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=五賢堂、中と右=アキノタムラソウ

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(↑上の写真)左=ヤマユリ、中と右=ミズタマソウ

 ミズタマソウ(水玉草)はアカバナ科ミズタマソウ属。山野の日陰または半日陰に生える多年草。この時季に咲き、果実ができるので、その毛の生えた果実に雨水がついて水玉のようだから水玉草と名づけられた、と思って、その様子を想像していました。雨模様の今日の観察は絶好のチャンスと思いました。しかし、そうではなく、もともと丸い果実(たね)に白い毛が生えている様子が水玉のようだというものでした。上の写真は、雨水を含んでいませんが、それでよいのだ、ということです。

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(↑上の写真)左と中=ニガクサ、右=ダイコンソウ

 ニガクサ(苦草)はシソ科ニガクサ属。日本各地に分布し、山野のやや湿った草地に生える多年草。名に比して苦みはないが、山菜や薬用にはならない、そうです。茎の先に花穂を出し、基部から分枝して複総状になる。花の上唇は小さく、下唇が大きい唇形花で、淡紅色。この淡紅色の花は可愛らしいですが、しばしば虫こぶ(虫癭=ちゅうえい)ができて、台無しになってしまいます。見つけ次第、花穂ごと取り除き、拡散しないようにします。

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(↑上の写真)左=キツリフネ、中と右=ヌスビトハギ

 キツリフネ(黄釣船)はツリフネソウ科ツリフネソウ属。日本各地の山地の湿地や水辺に生える1年草。花が紫色のツリフネソウに対して黄色なのでキツリフネ。和名は、花を横から見たところが、船を吊り下げたようなので、ツリフネソウ(釣船草)と云われます。開花前に、通常の「開放花」に先がけて「閉鎖花」をつけます。花を開かず閉鎖花によってまず、確実に自家受粉による種子を作っておこうということです。開放花は、6月〜9月に開花し、雄しべが雌しべより先に成熟する「雄性先熟」で、両者の成熟する時期をずらすことで、他家受粉でDNAの多様性を図るようにしているということです。なお、発芽率はとてもいいのですが、庭などでは水が足りないようで、期待に反し閉鎖花のみで終わることが多いです。

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(↑上の写真)左=ミズヒキ、中=ギンミズヒキ(白花のミズヒキ)、右=ヤブガラシ

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(↑上の写真)左=イヌガラシ、中=オニドコロ、右=セリ

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(↑上の写真)左=シモツケ、中=うぐいすの道、右=山の越の道

 

 

獅子岩植物保護区・・・令和3年7月6日

 一日曇天でしたが、写真を撮るには良い日でした。美し森と同じ八ヶ岳山麓ですから同じような花が咲いていました。日当たりのよい乾燥した草原の山野草です。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=保護区入口、中=ニッコウキスゲ、右=ニッコウキスゲ群落

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(↑上の写真)左=シモツケ、中=獅子岩、右=獅子岩を構成している礫岩(さざれ石)

 シモツケ(下野)はバラ科シモツケ属の落葉低木。初めて見た時には、ピンク色の霜を降らしたようなきれいな花、だからシモツケ即ち霜付かと思ったものです。しかし、牧野博士によると、下野国(栃木県)で最初に発見されたということからシモツケと名づけられたといいます。シモツケは木本ですが、シモツケソウという草本があります。園芸種でキョウガノコ(京鹿の子)として販売されています。どちらも街中で見られるようになりました。

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(↑上の写真)左=ヤマオダマキの群落、中=ヤマオダマキ、右=イブキトラノオ

 イブキトラノオ(伊吹虎尾)はタデ科イブキトラノオ属。日本各地(図鑑によっては関東以西)の山地の日当たりのよい草地に生える多年草。和名は滋賀県伊吹山に多く生えているので名づけられたと云います。茎は1本枝分かれせず直立してその茎頂に虎の尾に似た穂状花序の花穂をつけます。花茎・花穂は、他の草の中から抜きん出ていて、目立ち、先は他のトラノオのように尖っていません。タデ科ということで、花穂も葉もタデを大きくした感じの植物です。

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(↑上の写真)左=カラマツソウ、中=アカショウマ、右=カワラマツバ

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(↑上の写真)左=ミヤマタニワタシ、中=コウゾリナ、右=ヨツバヒヨドリ

 ミヤマタニワタシ(深山谷渡)はマメ科ソラマメ属。「APG牧野植物図鑑Ⅰ」によれば「関東、中部地方および朝鮮半島の温帯に隔離して分布し、山地の林下に生える多年草」ということです。隔離して分布(隔離分布)とは、広域に普通に分布していたものが、気候変動や地殻変動などで連続性が途切れて孤立化したものをいうようです。一目見にはナンテンハギ(別名フタバハギ)かと思いましたが、花のつき方がイマイチ違い、一方向に向いて房状に咲いているので、ミヤマタニワタシとしました。タニワタシと呼ばれるのは、弘法大師が谷を渡るときにこの草に援けられて渡ったということからタニワタシという名がついたという言い伝えがあります。

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(↑上の写真)左=ニガナ、中=ミツバツチグリ、右=イボタノキ

美し森・・・令和3年7月6日

 梅雨の合間に、清里「美し森」を訪ねました。シモツケが赤紫の霜が降りたような花を咲かせていました。谷戸の湿地のクリンソウの群落は花の時季を終え、代わりにバイケイソウを間近に見ることが出来ました。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=美し森の登り口、中と右=シモツケ

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(↑上の写真)左=最後のクリンソウ、中=クリンソウ群落地、右=サワギク

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(↑上の写真)どれもバイケイソウ

 バイケイソウ(梅蕙草)はシュロソウ科シュロソウ属。APG牧野植物図鑑Ⅰによると「日本各地、朝鮮半島などの丘陵帯林内の湿ったところに生える有毒の多年草」ということですが、矢野亮監修「日本の野草」夏編では、本州中部地方以北となっています。どちらが正しいでしょうか。APG牧野植物図鑑では、和名は花が白梅に似て、葉がけい蘭に似ているからということです。調べてみると「けい蘭」とは「蕙蘭」のことのようで紫蘭の古名ということです。確かに葉は似ているようです。春の山菜として若芽がオオバギボウシに似ていて、誤って食すると血圧降下を招き、死に至ることもあるということで有毒植物とされています。

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(↑上の写真)左=ニッコウキスゲ、中=ノアザミ、右=ノハラアザミ

 ノアザミ(野薊)はキク科アザミ属。本州、四国、九州の山野に普通に生える多年草。北海道の人にとっては珍しい花でしょうか。春から夏に咲き、頭花は花柄が長く、1本だけ伸びて咲く。ノハラアザミとの区別点は、ノハラアザミ(野原薊)は夏から秋に咲き、頭花は花柄が短くしばしば2〜3個集まってつくことです。夏には両者とも咲いているので区別しにくいですが、頭花が2・3個集まって咲く、ということを基準にすると見分けられます。一本だけ花柄がすっと伸びて1個花をつけていればノアザミ。また、花の苞の部分が粘つくのがノアザミ。根生葉が大きく残っていればノハラザミです。なお、アザミという花はありません。シラサギという鳥がいないのと同じです。Web:BOTANICAによると、「アザミの名前の由来は、とげに驚き興ざめしてしまうという意味の「あざむ」が、語源」ということです。

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(↑上の写真)左=ニガナ、中=シロバナニガナ、右=オオヤマフスマ

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(↑上の写真)左=ウツボグサ、中=カワラマツバ、右=ノコギリソウ(まだ蕾)

 ノコギリソウ(鋸草)はキク科ノコギリソウ属。北海道、本州の山地の草原に生える多年草八ヶ岳赤岳の麓のここにも生えていました。最近はセイヨウノコギリソウが幅を利かせています。うっかりすると見間違えてしまいます。葉の切れ込みが深く鋸のようだというので鋸草と名づけられたと言います。この葉の切れ込みが細かく「人」の字のような切れ込みの重なりになっているように見えたらセイヨウノコギリソウです。明治20年頃に渡来したものだそうで、園芸種として各種色づいた花のものが販売されています。日本のノコギリソウを保護したいです。山に行ったら気に掛けていただけたら嬉しいです。

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(↑上の写真)左=ヒヨドリバナ(まだ蕾)、中=ヤマオダマキ、右=南アルプス地蔵岳オベリスク(地蔵仏)を遠望

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(↑上の写真)左=シルエットの富士山、中=イボタノキ、右=ノリウツギ(まだ蕾)

 

神代植物公園・・・令和3年6月29日

 神代植物公園もようやく再開されましたが、事前予約が必要です。今回は空きがあったので偶然入れてくれました。大温室の休憩室はテーブルも椅子も取り払われていました。人知れずマヤラン、タシロランが咲いていました。今日の様子です。

<水生植物園にて>

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(↑上の写真)左=水生植物園入口、中=クサレダマ、右=ヌマトラノオ

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(↑上の写真)いずれもマヤラン

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(↑上の写真)左=サガミラン?、中=マヤラン、右=マヤランが生えている所

 マヤラン(摩耶蘭)はラン科シュンラン属。APG牧野植物図鑑によると「関東地方南部から琉球列島の林下に散発的に発生する無緑葉の多年生の菌根蘭」ということです。自然教育園見頃情報2019年7月18日号によると「名前は最初の発見地『神戸市摩耶山』にちなみます。葉と根を持たず、地上に姿を現すのは、花だけです。光合成は行わず、共生する菌から栄養をもらっています。サガミランはマヤランに比べて花の色が白いことが特徴」とあります。Web:筑波実験植物園によると「マヤランの地下茎を切って見ると、細胞の中にたくさんの菌がいることが分かります。共生するこの菌から栄養と水をもらって大きくなります。共生菌のDNA を調べると、担子菌のベニタケ科、イボタケ科、シロキクラゲ科であることがわかりました。キノコの仲間です。これらのキノコは特定の種類の樹木の根としか共生しないため、共生関係にある木の種類が生えていなければ死んでしまいます。共生関係にある木の種類は調査中」ということです。ここ水生植物園では南側の城山の北側(水生園側)の麓のアズマネザサが程よく刈り取られたちょっと空間のあるコナラの木の傍らに生えているようでした。これは本園でも同じようでした。どうもアズマネザサとは何か関係ありそうですがどうでしょうか。アズマネザサが無いところでは見つけられませんでした。

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(↑上の写真)左=ミソハギ、中=アサザ、右=水生植物園湿地部分(右側の山が城山=深大寺城跡)

<本園にて>

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(↑上の写真)左=バラ園を望む、中=タシロラン、右=マヤラン

 タシロラン(田代蘭)はラン科トラキチラン属。APG牧野植物図鑑によると、関東地方以西から琉球列島の暖地の林下や陽地に稀に見られる無緑葉の菌根植物、花は、ほとんど白色で、すぐ淡褐色になる、ということです。田代善太郎氏が長崎県諫早で発見したので、この名があるとのこと。ここ本園では、保護されていて、アズマネザサが程よく刈り取られた木漏れ陽の差すようなところに見られました。

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(↑上の写真)いずれも秋を知らせるキキョウ

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(↑上の写真)左=オミナエシ、中=オオバギボウシ、右=チダケサシ

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(↑上の写真)左=トウフジウツギ、中=セイヨウニンジンボク、右=フサフジウツギ 

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(↑上の写真)左=ヤブカンゾウ、中=ノウゼンカズラ、右=(参考:都立薬草園にて)アメリノウゼンカズラ 

 ノウゼンカズラ凌霄花)はノウゼンカズラノウゼンカズラ属。中国原産の落葉つる低木。茎は長く伸び、気根を出して他物に絡みつき、葉は対生で羽状複葉。この花は一見、西洋風に見えますが、平安時代には渡来していて、湯浅浩史著『花おりおり』によると「ノウゼンは漢名の凌霄(りょうしょう)が語源という。凌霄から、平安時代の「本草和名」の乃宇世宇(のうせう)を経て、ノウゼンに転訛したとみられる」とあります。深津正著『植物和名の語源』には「凌霄花の霄は空の意味で、蔓が木にまといつき、天空を凌ぐほど高く登るので、この名前がついたものという」とあります。また、同書には「…家毎に凌霄(のうぜん)咲ける温泉(いでゆ)かな…子規。凌霄花は真夏の花である。焼けつくような真夏の炎天の道すがら、とある家の門柱や垣根にまといついた凌霄花の華やかに花開いた姿に、ふと歩みを止めた思い出は、誰にもあるに違いない」と。皆さんの記憶にはどうでしょうか。なお、「凌霄花」は、夏の季語にもなっています。(参考写真)のアメリノウゼンカズラは、山渓『日本の樹木』による「大正末期に渡来したもの」ということです。

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(↑上の写真)左と中=アカンサス、右=カンナ

ムクゲ園にて>

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(↑上の写真)いずれもムクゲ

 ムクゲ(槿・木槿)はアオイ科フヨウ属。中国原産と謂われる落葉低木。法律的に決まってはいないようですが、韓国(大韓民国)の国花とされています(発音ムグンホァorムングファ?)。一日花ですが次々に咲くので韓国では無窮花といわれているようです。王朝が次々に代わっても韓国は永久という象徴のようです。参考までに、北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国)の国花は、北朝鮮でモンラン(木蓮)といわれるオオヤマレンゲ(モクレンモクレン属)。モンランとは木に咲く美しい花という意味だそうです。

<ダリア園にて>

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(↑上の写真)いずれもダリア

 ダリアはキク科ダリア属。メキシコ原産の多年草。牧野新日本植物図鑑によると「ダリアというが、正しくはダーリアである」と書かれています。ウィキペディアによると「ダリア(学名Dahlia)の名は、スウェーデンの植物学者でリンネの弟子であったアンデシュ・ダール(Anders Dahl)に因む」とあります。牧野博士はダリアを正しく学名で発音せよ、といったのですね。

<温室にて>

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(↑上の写真)左=温室内の様子オニバス池、中と右=ブーゲンビリア

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(↑上の写真)いずれもベコニア

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(↑上の写真)左と中はスイレン、右=ショクダイオオコンニャクの終わり

東京都薬用植物園・・・令和3年6月25日

 東京都薬用植物園は、閉園していましたが、22日から通常通り開園されています。随分いろいろな草花が咲いています。薬用植物園ですから、外国産の薬用植物も栽培されています。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=入口から温室、中と右=ヤマホタルブクロ

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(↑上の写真)左=ノカンゾウ、中=ヤブカンゾウ、右=トウカンゾウ

 ノカンゾウ(野萱草)はススキノキ科ワスレグサ属。ワスレグサ(忘れ草)は牧野新日本植物図鑑に正式に記載されていて、別名ヤブカンゾウと書かれています。ノカンゾウ(野萱草)、ヤブカンゾウ(藪萱草),トウカンゾウ(唐萱草)のどれもがワスレグサ属なので、どれも忘れ草ということになります。ワスレグサ属は学名ではヘメロカリスといわれます。ニッコウキスゲ、ムサシノキスゲユウスゲなどもヘメロカリスなので、ワスレグサということになります。ノカンゾウヤブカンゾウの母種で、日本が大陸と日本海で別れた時に取り残されたのがヤブカンゾウなのだそうです(牧野博士説)。Web:花図鑑によれば「トウカンゾウは中国のほか長崎の男女群島に自生していて、江戸時代から園芸植物として栽培されていたが、シーボルトによってヨーロッパに持ち帰られた。後にアメリカで品種改良が行われ、ヘメロカリスとして逆輸入されている。属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた」ということです。一日花であることとワスレグサの名前は関係あるでしょうか。

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(↑上の写真)左=ミソハギ、中=メハジキ、右=マツムシソウ

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(↑上の写真)左=アサザ、中=ギボウシ、右=オオバギボウシ

 アサザ(浅沙、阿佐佐)はミツガシワ科アサザ属。APG牧野植物図鑑によると北半球の温帯から亜熱帯に広く分布し、本州、四国、九州の池や沼などに生える多年生の水草ということです。花は黄色の花弁が5枚のように見えますが、5裂した合弁花で、黄色の総で縁取りされています。朝に咲いて昼には閉じ始めます。主に根茎で増えるので、同じ沼にはクローンの花ばかりということになりかねません。ウィキペディアによると、アサザの花は「異型花柱性」で、雌しべの花柱が長く、雄しべの花糸が短い「長花柱花」と、反対に花柱が短く花糸が長い「短花柱花」の花があり、クローンを防ぎ、自家受粉しないようにして遺伝子の多様性を保っているということです。異花受粉でつくられた種子は翌年に発芽するほか、土壌シードバンク(埋土種子)を形成して、数年間休眠することもあるそうです。しかし、日本の狭い池や沼では、このような多様性は確保されていないようで、2つの花型が生育するのは霞ヶ浦だけだそうです。準絶滅危惧種に指定されています。

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(↑上の写真)左と中=タバコ、右=タチフウロウ 

タバコ(煙草)はナス科タバコ属。南米熱帯地方を原産とされる多年草。面白いので、ご存知、芥川龍之介の『煙草と悪魔』のお話を再掲します。「悪魔はイルマンの一人に化けて、フランシスコ・ザビエルと一緒に日本へやって来た。日本での退屈な時間に園芸を始めた。持ってきた種子を蒔いて育てたものは、茎の先に漏斗のような形をした薄紫の花をつけた。悪魔は骨を折っただけに、この花の咲いたのが、大変うれしかった。と、そこに通りかかった牛商人が『もし、お上人様、その花は何でございますか』と問うと、上人に化けている悪魔は『この名だけは教えられない』という。悪魔は『三日の間に誰かに聞いてもいいですよ。この名が当たったら、これをみんなあげますよ。その他にお酒なども』という。『賭けですよ』ともいう。悪魔は『もし当たらなかったら、あなたの体と魂をもらいますよ』と右の手をまわして帽子を脱いだ。三日目の晩、牛商人は、もくろんでいた計画を実行した。即ち、牛の尻を思い切りたたいて畑の中に追い込んだ。けたたましい牛の鳴き声と蹄の音に、寝込んでいた悪魔はびっくりして窓を開け『こん畜生、何だって、おれのタバコ畑を荒らすのだ』と怒鳴った。牛商人は、首尾よく、タバコと云う名が分かり、言い当てて、悪魔の鼻を明かした。悪魔は敗北した。が、それ以後、日本全土にタバコを普及させることができ、日本を堕落させることにおいては、悪魔として勝利した」タバコには、こんな裏話があったんですね。(一部翻案)

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(↑上の写真)左=スイレン、中=ソバ、右=トリアシショウマ

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(↑上の写真)左=イブキジャコウソウ、中=ヨウシュイブキジャコウソウ、右=モミジガサ

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(↑上の写真)左=クガイソウ、中=イヌゴマ、右=シオデ

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(↑上の写真)左=ノリウツギ、中=ニンジンボク、右=ソクズ

 ニンジンボク(人参木)はシソ科ハマゴウ属。APG牧野植物図鑑によると「中国大陸原産で享保年間(1716~1735)に種子が日本に入ったという記録がある落葉低木(一部翻案)」ということです。似たものにセイヨウニンジンボクが販売されています。これは地中海沿岸原産と言います。両者は、言えばユーラシア大陸の植物ですから、それほど変種していないのかもしれません。ご覧の皆様に区別点を教えていただきたいです。ニンジンボクには掌状複葉の小葉に鋸歯があるといいますが、無いこともあるということです。小葉の枚数も4枚前後で少ないのがニンジンボク、6枚前後の多いものがセイヨウニンジンボクということですが、中間のものもあるようです。享保年間に日本に渡来したのは、薬用のためで、Web熊本大学薬学部によると「果実はカゼに効果があり,咳や喘息,腹痛に用いる。根には発汗作用があり,また抗マラリア薬としても用いる。茎の汁は小児のひきつけ、,下痢、たむし、痰などに用いる。茎は火傷や焼けただれた傷に用いる。葉は寝違え,脚気の腫れなどに用いる」とあります。

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(↑上の写真)左=キクイモモドキ、中=コガネバナ、右=ジギタリス

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(↑上の写真)左=アメリノウゼンカズラ、中=ザクロ、右=ハマナス

 ザクロ(柘榴)はミソハギ科ザクロ属。APG牧野植物図鑑によると「西アジア地方の原産。日本には平安時代に渡来した落葉高木。若い枝には4稜があり、短枝は棘になる。材は黄色。葉は互生する。種子は甘酸っぱく食べられる。和名は柘榴の音に基づく」(一部翻案)ということです。(野上彌生子著『海神丸』:大正8年の遭難船の実話に基づく小説)船内の食料も底をつき始めると、五郎助と八蔵は船首の船具置き場を根城にし、船長と三吉は、船尾の船長室と隣の部屋を根城にした。いよいよ食料が底をつき、ひもじさに耐えられなくなると八蔵が「人間はどんな味がするもんじゃろか」と呟き、五郎助は「柘榴の実の味がするというじゃねえか」と応える。八蔵は、余りに腹が減りすぎて我慢ならず同僚の三吉を斧で殺して食べてみようとしていた。しかし、船長はそれを見咎め、甲板上で船長と八蔵はやり合った。が、五郎助が間に入り、船長に謝り、八蔵も引き下がった。それから3人で三吉の遺体を船室から甲板に引き上げ、船長が弔いを挙げて、海に流し、水葬に付した、という悲惨な話でした。日本人には、仏さまが鬼子母神に人の子の代わりに柘榴の実を与えたということから、柘榴の実は人の味がするという俗信が始まったということですね。

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(↑上は実の写真)左=ナワシロイチゴ、中=ボケ、右=ゴンズイ

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(↑上の写真は温室内)左=温室内の様子、中=ゲンペイクサギ、右=カカオ

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(↑上の写真はシダ各種)左=オシダ、中=ゲジゲジシダ、右=ヤマイタチシダ

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(↑上の写真)左=フモトシダ、中=園内林の中の様子、右=栽培園の風景