野楽力研究所

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根津神社つつじまつり・・・令和6年4月26日

 根津神社つつじまつりの正式名称は「文京つつじまつり」。文京区の商店街などが後援し、区全体で取り組んでいます。まつりは3月30日~4月30日まで。今年の開花は順調のようで、本日は萎れている花もありましたが、まだ大丈夫です。。もう少し早く来るべきだったと思います。地下鉄千代田線根津駅下車1番出口から賑やかな通りを徒歩10分です。今日の様子です。

(↑上の写真)左=根津神社鳥居、中=楼門、右=稲荷神社の千本鳥居

 根津神社のご祭神は須佐之男命、大国主命菅原道真公など5祭神

(↑上の写真)左=アヤメ(文目)、中=入園門(受付)、右=ツツジ躑躅)の様子

 アヤメ(菖蒲、文目、綾目)はアヤメ科アヤメ属。日本各地、朝鮮半島中国東北部、東シベリアの山野に生え、群生する多年草といわれます。生育は比較的乾燥している場所を好むのでアヤメ平などの名称のある所は乾燥気味の原野です。ですから、庭でも水遣りに苦労せず、結構花を咲かせることが出来ます。花は2~3個が同じ花茎から次々に咲き、前の花は二日ほどで萎み、その脇に新しい花が咲いていくのでいつも同じ花が咲いているように見えます。アヤメと言われるのは、花弁のもと近くに文目模様がついていることから。ショウブは同じような花ですが、文目模様になっていないので区別がつきやすいです。

以下各種つつじをご堪能ください】

 Web『ウィキペディア』によると「ツツジ躑躅、映山紅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要である。主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。日本ではツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、学術的な分類とは異なる。ツツジは「躑躅」と書くが、「見る人が足を止めるほど美しい」という言われに由来する。「躑」と「躅」はいずれも、たちどまる、たたずむ、の意である」と明快に解説しているので引用しました。園芸などの品種としてはサツキもツツジもそれぞれ名前がありますが、同属であり、学術的な分類としては意味はない、ということです。「つつじまつり」と聞いてサツキはどうしたのかなと一瞬思いましたが「つつじまつり」には両方が含まれていていいというわけです。さて、瀬戸内晴美著『余白の春』(金子文子(ふみ)が獄中で、啄木歌集を差し入れてもらって自分も詠んだ歌)『ギロチンに斃れし人の魂か  庭に躑躅の  赤きまなざし』(20歳の金子ふみの理想とするものを理解しない世間というものにそっくり返って生きている或る意味力強い生きざまが感じられますが、どうですか。)