今日は快晴小春日和に恵まれ、殿ヶ谷戸庭園(随冝園=ずいぎえん)へ紅葉狩りに行ってきました。素晴らしかったです。散る直前の紅葉でした。この一週間ほどが、お薦めです。JR国分寺駅南口から東(=左)へ徒歩1分。ゆっくり鑑賞しても1時間弱。(随冝園は貴族院議員にもなった. 江口 定條(えぐち さだえ)が別荘として大正2年に建てたもの)。今日の庭園の様子です。
(↑上の写真)左=庭園入口、中と右=フユノハナワラビ(冬花蕨)
フユノハナワラビ(冬花蕨)はハナヤスリ科ハナワラビ属。フユノハナワラビはオオハナワラビとそっくりですが、栄養葉の鋸歯を拡大すると、オオハナワラビの鋸歯は針にように尖っていましたが、フユノハナワラビは、上掲写真のように鋸歯が滑らかで針のように尖っていません。これが一番の区別点です。フユノハナワラビは実物がなかなか見られません。ここでは入口の右側に箱庭が作られ、そこに本物が植栽されています。この機会にぜひ、ご覧ください。
(↑上の写真)いずれもツワブキ(石蕗)、左=花、中=草姿、右=群生
(↑上の写真)左=キチジョウソウ(吉祥草)、中と右=サザンカ(山茶花)
(↑上の写真)左=ヤブコウジ(藪柑子)、中と右=マンリョウ(万両)赤実と白実
【↓もみじ三昧・・園内風景】
Web:AIによると「植物学上では楓(かえで)と紅葉(もみじ)は同じ植物ですが、日本では一般的に葉の大きさや色などでそれぞれを呼び分けています。比較的大きな葉を持ち、葉の切れ込みが浅いものは「楓」、葉が小さめで手のひらのような形をしており、深い切れ込みがあるものを「紅葉」と呼びます」ということです。今東光著『お吟さま』に「(生国河内の)その唄を聞かせてたもれ」(と、せがまれて、お吟さまと同い年の奉公人は)「人と契らば 浅く契りて 末とげよ もみじ葉を見よ 濃きがまず散る ものに候」と歌ってお聞かせ申しますと、ほとほとご感心遊ばされ、「河内者は情知りよの」とおおせられたのであります」(味わい深いものがありますね)
【↓その他の園内風景】
(↑上の写真)左=ソテツ(蘇鉄)の菰掛け、中=湧水源、右=ハギ(萩)のトンネル(シーズンの終わり)