このところ晴天が続き、まだ日差しは厳しいですが、空気は乾燥し、時折、爽やかな風も吹いて、秋がかなり近づいてきました。紅葉も間もなくと思います。ここ小宮公園では草花は少ないですが、それを補うように色とりどりに実をつけています。自然の雰囲気を大事にしているので、カメラの被写体として推奨できるようなものはありませんが、それが自然というものでしょう。今日の小宮l公園の様子です。



(↑上の写真)左=入口表示の大石、中=入口、右=オオハナワラビ(大花蕨)・・・似ているフユノハナワラビは、葉の縁の鋸歯がなく葉縁はなめらかですが、上掲オオハナワラビの葉縁には長い鋸歯があって「あまり剃らないおやじのあごのひげ(髯)」のように鋸歯が長めに生えています。そのあごひげのような鋸歯だったらオオハナワラビです。上掲写真をクリックして拡大すると、その特徴が多少感じ取れると思います。花のように見えるものは胞子葉、鋸歯のある葉の方は栄養葉と呼ばれています。



(↑上の写真)いずれもアズマヤマアザミ(東山薊)
アズマヤマアザミ(東山薊)はキク科アザミ属。『APG牧野植物図鑑』によると「関東から中部地方の山地に生える多年草」とあります。関東地方ではたくさん見られます。他のアザミとの一番の区別点は、花に花柄がなく茎にくっついていること、そのような状態で2~3個の花がついていること、です。上掲写真はどれもその様子が写っています。



(↑上の写真)左と中=アキノノゲシ(秋の野芥子)、右=ユウガギク(柚香菊)
今回、アキノノゲシはちょっと時期が遅かったようで、花も葉も汚れていました。盛りの時には、淡い黄色のタンポポのような花と緑の薄い葉とすらっと伸びた草姿が背筋の伸びた貴婦人を思わせます。今回はそのようなすがたが見られず残念です。上掲写真から想像して下さい。



(↑上の写真)いずれもシロヨメナ(白嫁菜)



(↑上の写真)いずれもツリフネソウ(釣船草)



(↑上の写真)左と中=トリカブト(鳥兜)、右=リンドウ(竜胆)
トリカブト(鳥兜)はキンポウゲ科トリカブト属。トリカブト(鳥兜)は花の形が舞楽の伶人の冠に似ることからつけられたといわれます。Web『ウィキペディア』によると「トリカブトはドクウツギやドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つ。トリカブトは、トリカブト属の総称。日本には北海道から九州にかけて30種以上が知られ、主に低山から亜高山帯の明るい森林や草原の、やや湿った肥沃な土壌に生育している。トリカブトは普通に見かける山野草だが、種にもよるが致命的な毒性を持ち、狩猟や薬用に利用されてきた(引用は翻案)。辻堂魁著『(風の市兵衛)雷神』「(磐栄屋=いわさかや=の主人)天外が物心ついた時には、親兄弟はすでにいなかった。「おまえのおとんとおかんと、あにやんとあねやんは、とりかぶとの根を食って死んじまったのだ」正丸峠を初めて越えた6歳の夏の初めの、そのどれくらいかもわからないずっとずっと以前、孤児の天外を引き取った村名主から、天外は聞かされていた。水汲み、薪運び、桑の枝摘みと蚕に葉を食わせ、母屋の雪隠の掃除や馬小屋の掃除をするのが、幼い天外が、村名主の家でわずかな飯を与えられる代償に言いつけられた役割だった。」磐栄屋は、内藤新宿にある呉服太物問屋でした。孤児の天外は厳しくしつけられましたね。



(↑上の写真)左=コウヤボウキ(高野箒)、中=シラヤマギク(白山菊)、右=ノダケ(野竹)



(↑上の写真)左と中=ヤブマオウ(藪苧麻)、右=メヤブマオウ(女)藪苧麻



(↑上の写真)いずれもノガリヤス(野青茅)
ノガリヤス(野刈安)はイネ科ヤマアワ属。『APG牧野植物図鑑』によると「東アジアの温帯の各地林野の陽地に広く生える多年草。高さ1m位、細長く強硬。葉は表裏転倒し上面が灰緑色」とあります。この時季、イネ科のものとして、白っぽくなった大きな花穂が目立ちます。葉は、葉の根元付近から表裏逆転していることが多いです。葉が硬いので鋸歯は結構痛い。和名野刈安は、Web『野山の草花・木々の花』によると「黄色染料に用いられるイネ科のカリヤス(刈安)に似ていることから」名づけられたということです。
【↓以下いずれも実】



(↑上の写真)左=フジカンゾウ(藤甘草)、中=オトコエシ(男郎花)右=ウバユリ(姥百合)



(↑上の写真)左と中=マユミ(真弓)、右=ニシキギ(錦木)
マユミ(真弓)はニシキギ科ニシキギ属。別名ヤマニシキギ。沖縄を除く日本各地の山野に自生する落葉低木。図鑑によっては雌雄異株とし、雌木だけでも結実すると書いてあるものもあります。Web『NHKみんなの趣味の園芸』には「マユミは、雌雄異株とする情報もありますが、雌しべが短い花をつける個体があり、結実しにくい傾向があるだけなので、雌雄同株とするのが妥当です。」とあります。Web『植木ペディア』には、「枝には柔軟性があり、よくしなるので弓の材料になったことが縄文時代の遺跡によって証明されており、『真弓』と名付けられた」とあります。湯浅浩史文『花おりおり』には、詩人、村次郎の説が紹介されています。「丸く膨らんだ実は種子を包む。それが繭を思わせるので、「繭実」だというのである。」それぞれ自分なりに名前の由来を創作して愉しむのもいいかも知れませんね。



(↑上の写真)左=クサギ(臭木)、中=ガマズミ(莢蒾)、右=風景



(↑上の写真)いずれもカマツカ(鎌柄)
カマツカ(鎌柄)はバラ科カマツカ属。別の標準和名はウシコロシ。『APG牧野植物図鑑』によると「各地の山野に生える落葉低木ないし小高木。葉は長さ4~10cm。花は春、径8~9mm。和名は材が丈夫で折れにくく、牛の鼻に綱を通すときの木に用いられ、牛にとっては苦しみなので牛殺しの名がある。一名カマツカは鎌の柄を言う。」とあります(引用一部翻案)。



(↑上の写真)いずれもハナミズキ(花水木)


































































































































































































































































































