東京都多摩地区街中の自然観察に出掛けました。今日の様子です。
ハナミズキの紅葉が綺麗です。ヤマボウシの実が大きく色づいて見事。草花では、だんだんカタカナ名の園芸種が幅を利かせてきました。
(↑上の写真)=キク(菊)の花各種
(↑上の写真)左=スイフヨウ(酔芙蓉)、中と右=オシロイバナ(白粉花)
(↑上の写真)左と中=アメジストセージ、右=ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)
アメジスト・セージはシソ科サルビア属。Web『AI』によると「メキシコから中央アメリカにかけて分布することからメキシカン・セージとも呼ばれるとのこと。アメジストは宝石の紫水晶、セージは健康・治癒を意味するラテン語から英語になったことば。アメジスト・セージの精油には抗菌、抗炎症、抗酸化作用があり、免疫力を高める効果が期待される薬用植物」とのこと。ここでは、アメジストのような素晴らしい紫色をしており、見事に育っていましたので、カメラに収めました。
(↑上の写真)左=オキザリス、中=ノゲシ(野芥子・野罌粟)、右=ジニア(ヒャクニチソウ=百日草)
オキザリスはカタバミ科カタバミ属。『ウィキペディア』によると「南アメリカやアフリカ等、熱帯を中心に850種ほどが知られる。日本でカタバミ科はカタバミ属のみが分布。日本産の種は帰化種が多く、オキザリスは、カタバミ科カタバミ属の植物の総称のこと。和名は「花片喰(はなかたばみ)」。Web『AI』によると「オキザリスという名前はギリシャ語のoxys=酸っぱい=という単語に由来している。葉や茎にしゅう酸を含んでいるので、口に含むと酸味がある。多量に摂取すると有害」とあります。
(↑上の写真)左と中=ベゴニア、右=ゼラニューム
ベゴニアはシュウカイドウ科ベゴニア属。Web『ウィキペディア』によれば「ベゴニア (Begonia) とは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属、学名 Begonia)に属する植物の総称である。熱帯〜亜熱帯地方の原種を交配し、多くの種や品種がつくられたため、それらの性質は多様である。共通する特徴は、葉の形が左右非対称でややゆがんだ形であること、花は雌雄別であり大抵の種は、雄花は4枚、雌花は5枚の花びらをもつことなどである。鑑賞のために栽培されるベゴニアの多くは多年草の草花であるが、球根性のもの、木立性のものもある。また、観葉植物とするものもある。ベゴニアの名はフランス人ミシェル・ベゴン(Michel Begon, 1638-1710) の名に由来する。ベゴンはフランス領アンティル諸島の総督(在職1682-1685)。ベゴニアは、適切な管理をすれば冬越しできるが、種類や環境によって方法が異なる。ほとんどの場合、冬は室内に取り込み、最低でも5~7℃以上の暖かい場所で管理する。日当たりのよい窓辺が理想、エアコンの風が直接当たらないように注意が必要。水やりは控えめにし、土がやや乾いてから与える」ということです。雄花と雌花の花びらの数が違うことを今回確認したいです。(神代植物公園大温室のベゴニア室で各種ベゴニアが一年中見られます。)
(↑上の写真)左=アベリア、中と右=ランタナ
ランタナはクマツヅラ科シチヘンゲ属。和名は七変化。『APG牧野植物図鑑』によると「熱帯アメリカ原産のやゝ蔓性の落葉低木。開花後、時間がたつと次第に花色が変わり、外側と内側では花色が黄色から橙色、濃赤色(内側が新しい)と変化するので和名では「七変化」「紅黄花」とも呼ばれる。Web『ウィキペディア』によると「世界の侵略的外来種ワ-スト100に選定されている。熱帯・亜熱帯では広く野生化し、オーストラリアや東南アジアではやっかいな雑草として問題になっている」という。よく街中でも見かけますが、草ではなく木だったんですね。それに花色が黄色から濃赤色に変わるというのも育ててみないと分かりませんね。侵略的外来種ということですが、熱帯のものなので日本で冬を越すのは大変。しかし、小笠原や沖縄では侵略的増殖をしているようです。きれいな花です。本土では大丈夫と思いますが、要注意です。
(↑上の写真)左=チロリアンランプ、中=ニチニソウ(日々草)、右=マリーゴールド
チロリアンランプはアオイ科ショウジョウカ属。Web『ウィキペディア』によると「ブラジル原産の常緑低木。吊り下げたランタンに見立てられる赤と黄色のコントラストが、鮮やかな花を咲かせ、温室栽培や、鉢植え・地植えの庭木として観賞用に栽培される。ブラジル原産で、現在は世界の熱帯・亜熱帯に広く分布。日当たりの良い場所か明るい日陰、水はけの良い土壌を好む。日本へは、繊維植物として、インドから中国経由で輸入された(いつ頃かは不明)。チロリアンランプという呼称は園芸植物として呼ばれる場合で、標準和名はウキツリボク(浮釣木)。この和名は細い花柄からぶら下がった花が宙に浮いているように見えることから(一部翻案)」ということです。Web:EVERGREEN『植物図鑑』には「高さ1.5mほどになる常緑低木。葉は互生する単葉。花は葉腋に単生し、長い花柄で吊り下がる。花は径3cmほどの黄色い5弁花で、花弁は風鈴状にまるくふくらんだ赤い萼から顔を出す。雄ずい筒は紫色を帯び、花から突き出る。果実は分果。増殖は挿木による。関東地方以南の暖地では戸外越冬可能(一部翻案)」ということです。
(↑上の写真)左=ユリオプスデージー、中と右=メドーセージ
ユリオプス・デージーはキク科ユリオプス属。別名(漢名)は黄金菊(こうきんきく)。Web『AI』によれば「原産地は南アフリカでキク科ユリオプス属の常緑低木。鮮やかな黄色の花を長期間咲かせる。ユリオプス(Euryops)とは、ギリシャ語の「eurys(大きな)」と「ops(目)」を組み合わせた言葉で、「大きな目を持つ」という意味。これは花の形に由来。デージー(daisy)は、「Day's eye」(太陽の目)の転訛で、太陽の光で花を開く様子に由来する」ということです。草花かと思いましたが、茎はしっかり木質なので「低木」で納得です。
(↑上の写真)左と中=イワルリソウ=ルリマツリモドキ(瑠璃茉莉擬き)、右=ペラペラヨメナ=ゲンペイコギク(源平小菊)
ルリマツリモドキ(瑠璃茉莉擬き)はイソマツ科ルリマツリモドキ属。Web:EVERGREEN『植物図鑑』によると「高さ30~60cmになる多年草~落葉亜低木。地下茎を伸ばしてよく広がる。茎はよく枝分かれし、稜があり、赤色を帯びる。葉は互生する単葉で、長さ5cmほどの倒卵形、秋に紅葉。花は枝先に密につき、るり色で、花冠は5裂。果実は蒴果。日本には明治時代末期に渡来した」とあります。似た名前にルリマツリがあります。ルリマツリモドキとの違いについて、Web『AI』によれば「ルリマツリは常緑低木であるのに対して、ルリマツリモドキは多年草です。 したがって、ルリマツリの方が木化し、枝や茎が固い印象がある。 ルリマツリモドキでは柔らかい。 しかし、ルリマツリも若いうちは柔らかい部分が多く、個体によっては、区別は難しい」とあります。いずれにしても瑠璃色の花の形は似ているようですが、ルリマツリの花のつき方は一見アジサイのようですから区別がつきそうです。さらに、ルリマツリモドキは落葉であり、ルリマツリは常緑なので、冬には区別がつくでしょう。
(↑上の写真)左と中=ムラサキオオツユクサ(紫大露草)=ムラサキゴテン(紫御殿)、右=コスモス(秋桜)
ムラサキオオツユクサ(紫大露草)はツユクサ科ムラサキツユクサ属。別名ムラサキゴテン(紫御殿)。『日本帰化植物写真図鑑』によると「メキシコ原産の多年生草本。株全体が暗紫色を帯びる。長い間無名のままで栽培されていたが、1955年に学名が付けられた。我が国へは戦後に渡来し、近年急速に広がったとされる。沖縄では花壇の縁取り、屋敷囲いの下草などに利用され、しばしば逸出したものが野生化したものが見つかる」ということです。
(↑上の写真)いずれもノコンギク(野紺菊)
(↑上の写真)左と中=ホトケノザ(仏の座)、右=ナズナ(薺)
(↑上の写真)左と中=ウド(独活)、右=サザンカ(山茶花)
(↑上の写真)左と中=ナワシログミ(苗代茱萸)、右=ヤツデ(八手)
(↑上の写真)左と中=ヤマボウシ(山法師)、右=コムラサキ(小紫)
ヤマボウシ(山法師)はミズキ科サンシュユ属。『APG牧野植物図鑑』によると「本州、四国、九州及び朝鮮半島の温帯に分布。山野に普通に見られる落葉高木」とあります。この時期、実が美味しそうに稔っています。ヤマボウシの実は食べられますが種子は食べないこと。どの本にもその理由は載っていません。Web『AI』によると「ヤマボウシの実は、皮をむいて生食する、ジャムにする、ドライフルーツにする、果実酒にする、シャーベット状にして食べる、スカッシュにする、など多様な方法で食べられます。生食する際は、よく洗って外皮を剥き、柔らかい果肉をスプーンですくうか、そのままかじります。果肉の中に種があるため、種は食べないようにします。また、ヤマボウシの効能として、「滋養強壮」「疲労回復」「目の疲れの緩和」「整腸作用」などが挙げられます。これらは主に果実に含まれるビタミンやカロテン、アントシアニンなどの成分によるものです。特に、果実を乾燥させてから食べると、下痢や腹痛の緩和、腸を整える効果が高まると言われています。しかし、これらの効能は民間療法や伝承によるものであり、現代医学的な医薬品の効能とは異なることがあります」ということです。あまりたくさん食べないこと、種子は絶対食べないこと。「君子、危うきに近寄らず」が良いでしょう。
(↑上の写真)左と中=クロガネモチ(黒鉄黐)、右=トキワサンザシ(常盤山査子)
クロガネモチ(黒鉄黐)はモチノキ科モチノキ属。『APG牧野植物図鑑』によると「関東地方以西から琉球列島、および朝鮮半島、台湾、中国、インドシナの暖帯から亜熱帯に分布。山野に生え、庭木として栽植もする常緑高木。花は初夏に咲き、今年の枝につき、雌雄異株。果実は径5mm位、初冬に熟す」とあります。Web庭木図鑑『植木ペディア』によると「若い枝や葉柄が黒紫色であること、葉が乾くと鉄色になることから鉄の呼称である「黒鉄」を冠してクロガネモチと名付けられた。東日本ではモチノキほど普及していないが、その名が『苦労がなく金持ち』に通じると洒落こみ、縁起木として知られる。雌雄異株で雄株には雄花が、雌株には雌花が咲くが、いずれも直径4ミリほどで目立たない。湯浅浩史文『花おりおり』に「何気なく見過ごしていた常緑樹が、この時期に一変する。夏から鈴なりの実をつけるが、青く地味。それが色づき、暖地では華やかな街路樹が現れたりする。赤い実は越年、4月ごろまで残る。名は葉がモチノキより黒ずむのに由来」ということです。
(↑上の写真)左=コトネアスター、中=ハナミズキ(花水木)、右=カナメモチ(要黐)の園芸種レッドロビン
コトネアスターは、バラ科シャリントウ属(Cotoneaster)の常緑低木。Web『ウィキペディア』によると「コトネアスターのコトネ(cotone) はマルメロの古いラテン語表記、-aster は「-に似ているもの」であり、属名は「マルメロに似ているもの」という意味を持つ。サンザシ属と類似しているが、葉の部分に鋸歯がない、枝に棘が生えないなどの差異がある。インド北部、チベットを原産地とする。分布は中国にまで広がっているが、日本には自生していない」とあります。サンザシと似ていますが実も幹も可愛らしいですね。(註)Web『AI』によると「マルメロとは、中央アジアが原産のバラ科の果実で、黄色くゴツゴツした洋梨のような形をしています。硬くて渋みと酸味が強いため生食はできず、一般的にはジャム、シロップ漬け、果実酒などに加工して利用されます。また、「マーマレード」の語源になったとも言われています」とあります。
(↑上の写真)左=キンカン(金柑)、中=ウンシュウミカン(温州蜜柑)、右=畑の広がる多摩地区田園風景