野楽力研究所

近くの自然で野楽力を高めましょう

神代植物公園・・・令和2年2月19日

 神代植物公園の梅は、今が満開、見頃です。3月1日(日)まで梅まつり。25日は休園日。72種、180本の梅が植えられているとのことです。神代小橋を渡って左側が梅園、その奥にマンサク(満作)園があり、梅園の右側が椿園になっています。

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(↑上の写真)いずれも梅で、左=梅園、中=緋の司、右=長束

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(↑上の写真)左=蓮久、中=月の桂、右=未開紅

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(↑上の写真)左=一の谷、中=八重松島、右=見驚

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(↑上の写真)左=唐梅、中=月影、右=輪違い

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(↑上の写真)いずれもマンサクで、左=オレンジビューティー、中=モリスパリタ、右=ルビーグロー

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(↑上の写真)左=獅子頭、中=天ヶ下、右=大唐子

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(↑上の写真)いずれもワビスケ侘助)、左=初雁、中=紅侘助、右=数寄屋

 ワビスケ侘助)はツバキ科。侘びと数寄を持ち合わせた茶花として飾られ、ワビとスキ、ワビスキがワビスケになったということです。渡辺淳一著の上品な不倫小説「ひとひらの雪」では、主人公の建築家伊織の不倫相手の一人、霞が活けてくれた花が侘助。「霞は、侘助のように静かで控えめなのに、去った後には豪奢で豊饒な余韻がある」と。もう一人は笙子で、グラジオラスを活けてくれた。笙子は、飾り棚の霞が活けた河骨(コウホネ)を見て、「きれいなお花、花言葉は危険な恋と言うのよ」と暗示めいたことをいう。伊織は改めて飾り棚の河骨を見た。結局、二人とは破局を迎え、二人は去って行った。伊織は「ひとひらの雪」と知りながら、また、新しい不倫を掌に受けようとするのである。(一部翻案)

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(↑上の写真は園内で)左=サンシュユ、中=ユキワリイチゲ、右=フクジュソウ

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(↑上の写真)いずれも大温室の睡蓮

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(↑上の写真)いずれも大温室の今が盛りのハイビスカス。

 

植物多様性センター・・・令和2年2月19日

 植物多様性センターは神代植物公園の北側にあり、入場無料。東京都の奥多摩から小笠原諸島までの東京都の自然が植栽されています。隣の神代植物公園に入る前にここで植物の多様性を学んでおくのもいいかも知れません。訪れる人が少ないのでセツブンソウを間近にゆっくり観察できます。

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(↑上の写真)左と中=セツブンソウ、右=フクジュソウ

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(↑上の写真)左と中=ユキワリイチゲ、右=ミチノクフクジュソウ

 フクジュソウ福寿草)はキンポウゲ科。日本には福寿草は一種と思われていたのが平成13年、西川恒彦氏によって4種あることが確認されたとのこと。そのうちここ植物多様性センターでは写真の2種が栽培されています。

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(↑上の写真)左=シナマンサク、中=ヒイラギナンテン、右=シュンラン(昨年の花の種子)  

府中市郷土の森博物館・・・令和2年2月17日

 薄曇りの暖かで穏やかな午後を郷土の森博物館の梅園で過ごしました。1100本の梅の木が植栽されているとのことです。3月8日まで梅まつりが開催されています。開催中は休園日がありません。白加賀という白梅が多く、満開となっています。豊後系の梅の木は、まだ蕾です。<南武線分倍河原駅南口から1時間2本のバスで7分>

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(↑上の写真)左=梅園、中=紅千鳥、右=月影

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(↑上の写真)左=佐橋紅、中=一重緑咢(りょくがく)、右=唐梅

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(↑上の写真)左=白加賀、中=鹿児島紅、右=小向(こむかい)

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(↑上の写真)左=玉光枝垂、中=実成枝垂(みなりしだれ)、右=幾夜寝覚(いくよねざめ)

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(↑上の写真)左=新茶青(しんちゃせい)、中=見驚(けんきょう)、右=八重野梅

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(↑上の写真)左=梅園、中と右=フクジュソウ

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(↑上の写真)どれもサンシュユ

 サンシュユ(山茱萸)は、中国原産、ミズキ科。早春の黄花三友(ロウバイ、マンサク、サンシュユ)の一番後に咲く花です。これからが楽しみです。宮崎県民謡「稗搗節」に出てくるサンシュウは、山椒(さんしょう)のことで、宮崎県の方言で「サンシュウ」というそうです。サンシュユは江戸時代に日本に来たものですから、稗搗節が謡われた鎌倉時代には無かったものです。

 

多摩森林科学園・・・令和2年2月14日 

 多摩森林科学園は昨年の台風19号の被害のため桜保存園、第3樹木園は、サクラの季節になっても開放できないそうです。第1、第2樹木園だけ開放ですので入場は無料です。ただし、今日現在、開放されているところは、ネザサなど下草がキレイに刈り取られ、山野草で見るものは全くありません。刈り残ったシダなどを写真に収めました。

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(↑上の写真)左=ヤマイタチシダ、中=ヤマヤブソテツ、右=リョウメンシダ

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(↑上の写真)左=クマワラビ、中=コバノヒノキシダ、右=園内風景

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(↑上の写真)左=ソシンロウバイの種子、中と右=モクレイシの実と花

 ソシンロウバイ(素心蝋梅)はロウバイ科。ロウバイ(蝋梅)の実を意識して見た人は少ないと思いますが、黒いこんな感じの実なんですね。花と実が同時に見られるので、確認するチャンスです。モクレイシ(木茘枝)はニシキギ科。中華料理の赤い果物ライチは、レイシのことだそうで、沖縄のつるになるニガウリの種子は赤いのでツルレイシ(標準和名)といわれるそうです。モクレイシの種子も赤く、木でもあるのでモクレイシといわれるようになったということです。   

 

新宿御苑・・・令和2年2月12日

 寒桜と河津桜が満開で、いよいよ春が近づいたことを感じさせます。ここは梅の木は少ししかありませんが、それでも紅梅、白梅が目を楽しませてくれています。

          <写真をクリックすると拡大されます>

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(↑上の写真)どれも寒桜

 カンザクラ(寒桜)はバラ科サクラ属。早咲きで知られる河津桜よりも開花は早い。実はつかず、カンヒザクラ(寒緋桜)とヤマザクラ(山桜)ないしオオシマザクラ(大島桜)の雑種と考えられている栽培品種で、熱海にはたくさん植えられていてアタミザクラ(熱海桜)と呼ばれているそうです。

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(↑上の写真)どれも河津桜

 カワズザクラ河津桜)はバラ科サクラ属。昭和30年に、河津町の飯田勝美さんが、河津川沿いの雑草の中から、桜の苗を偶然見つけて、それを育てたところ、昭和41年に初めて開花して、屋号にちなみ、「小峰桜」と呼んだそうです。その後、新種の桜であることが分かり昭和49年に原木が河津町にあることから「カワヅザクラ河津桜)」と命名され、昭和50年に河津町の木に指定されたそうで、最近のことですね。(インターネット「うっちゃんメソッド」参照)

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(↑上の写真)左・中=紅梅、右=白梅

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(↑上の写真)どれもツバキ(南フェンス沿いの寂しい園路、名札はありません)

 ツバキは、ヨーロッパでは「日本のカメリア=椿=Camellia japonica」といわれるほど人気があり、しかも高貴な花木とされているそうです。18世紀にフィリピンに派遣されたイエズス会の宣教師で植物学者のゲオルク・ヨーゼフ・カメルによってヨーロッパにもたらされたといわれます。冬に青葉のない枯野のヨーロッパで艶やかな緑の葉を茂らせる椿は、珍重されたと思います。ヴェルディ のオペラ「椿姫」の第一幕、初めのうちは相手にしなかったヴィオレッタ(=椿姫)が、次第にアルフレード(青年貴族)の真心に惹かれ、胸に挿した椿の花を渡して、「この花が萎れたときにまたお目にかかりましょう」と再会の約束をして別れるのですが、第三幕、再開できた時には、ヴィオレッタは死の床にあったという悲恋の物語に登場しますね。原作はデュマの小説『椿姫』。

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(↑上の写真)左=ウナズキヒメフヨウ、中と右=カトレア

 ウナズキヒメフヨウアオイ科)は、いつ見に行ってもパッと開花せず、うなだれたままです。この様子で開花全開ということです。

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(↑上の写真)左=ションボレリア・シンジュク、中と右=福羽イチゴ

 新宿御苑の温室は、明治8年に100㎡の温室を建てたことに始まり、そのころ盛んに西洋の植物を輸入し、交雑種を作り出したもののうち、作出に成功したこのションボレリアを新宿産として保存してきたものだそうです。なかなか立派な花のションボレリア・シンジュクです。福羽(ふくば)イチゴは明治31年、新宿御苑の福羽逸人が作出した日本初の果物としてのイチゴとなったもので、これを原種として改良を重ねたものが現在のイチゴということです。展示は2月16日まで。

 

 

高幡不動尊境内・・・令和2年2月3日

 今日は節分です。あちこちのお寺さんで節分会の豆まきが行われています。高幡不動尊でも行われますので、参加しました。この境内は、シダの種類が多いので、この時期、シダ観察をしています。今日の様子をお届けします。

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(↑上の写真)左=イノデ、中=イノモトソウ、右=オオバノイノモトソウ

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(↑上の写真)左=ヤブソテツ、中=コバノヒノキシダ、右=ベニシダ

 上の2段の写真は、いずれも常緑性(一年中青い葉を広げている)のシダです。

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(↑上の写真)左=ジュウモンジシダ、中=カニクサ、右=オオハナワラビ

 ジュウモンジシダカニクサ夏緑性(夏に青い葉を広げる)で、冬は枯れてしまいますが、今年は暖冬のせいか、温かいところでは、冬でも青い葉を広げ、常緑性シダの仲間入りをしています。オオハナワラビは、冬緑性(冬に青い葉を広げる)ですから、今が見ごろということになります。夏には地中の根茎だけを残し、地上部分は無くなってしまいます。緑の葉は栄養葉で、花のように見える部分は胞子葉で、他の植物の種子にあたる胞子をつくり、飛ばします。

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(↑上の写真)左=ヤブツバキ、中=タチカンツバキ、右=キチジョウソウの赤い実

 ツバキの標準和名はヤブツバキ(藪椿:ツバキ科)で、別名がツバキだそうです(山渓「樹に咲く花」2)。ツバキは、花全体をぼそっと落とすので合弁花のように思いますが、図鑑では離弁花の仲間に扱われています。キキョウやアサガオのように花弁の側面で癒着したものは合弁で、ツバキのように底部で癒着したものは離弁花の仲間だそうです。タチカンツバキ(立寒椿:ツバキ科)サザンカの園芸種で、園芸種はたくさんあって、それぞれを区別するのはナンセンスのようです。

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(↑上の写真)どれも豆まきの様子

 

国立昭和記念公園・・・令和2年2月1日

 2月3日の節分を忘れずに、花を咲かせるセツブンソウ(節分草)に会いに昭和記念公園へ行ってきました。例年、節分の日にNHKの放送がありますが、今年はどうでしょうか。

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(↑上の写真)どれも節分草

 セツブンソウ(節分草)はキンポウゲ科。早春に開花し、初夏には姿を消すことから「スプリングエフェメラル」と呼ばれています。エフェメラルとはエフェメラ(カゲロウ)のように儚い、短い命という意味だそうで、スプリングエフェメラルとは「春の儚いもの」「春の妖精」ということのようです。5枚の花弁のように見えるものは萼片の変化したもので花弁(花びら)ではないそうです。この 萼片は6枚・7枚のときもあります。

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(↑上の写真)左=紅梅、中=白梅、右=紅梅(大盃)

 梅の花がほころび始めました。梅の種類によって早咲きのものから遅咲きのものまでありますから、これからしばらくは梅の香が馥郁と漂うことでしょう。

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(↑上の写真)左=白梅(八重野梅)、中=紅梅(寒衣)、右=白梅(玉牡丹)

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(↑上の写真)左=シナマンサク、中=ボケ、右=ソシンロウバイ

 マンサク(満作)はマンサク科。早春の黄花三友の一つで蝋梅に続いて咲き始めました。枝一面に花をつけるのが今秋の豊年満作を約束しているようなので「満作」とか、春先に先ず咲くので「先ず咲く→マンサク」となったという説などあるそうです。花の形が一見変わっているので不思議な花と思われますが、萼片が4つ、その間にひものような花弁が4つ、おしべが4つ、柱頭が2つに分かれているめしべが1つあります。マンサクは沖縄を除く日本在来種、シナマンサクは中国原産で枯れ葉が花の時期までついているのが特徴なので、見分けやすいです。

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(↑上の写真)左=タチカンツバキ、中=ヤブツバキ、右=キンカン