野楽力研究所

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都立浅間山公園・・・令和2年10月20日

 古多摩川によって多摩丘陵から離された府中市浅間山(せんげんやま)には、富士山浅間神社末社として祭神木花咲耶姫命が堂山(標高80m)に祀られています。コウヤボウキが咲き始め、赤い実をたくさんつけた立派なガマズミの木があります。まだアザミの花が残っています。ナラ枯れ病で立ち枯れているコナラの木もあり、手は入れられていますが、今後が心配です。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=浅間神社、中=ガマズミ、右=ゴンズイ

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(↑上の写真)左=カントウヨメナ、中=シラヤマギク、右=アキノキリンソウ

 カントウヨメナ(関東嫁菜)はキク科シオン属。多年草ヨメナの関東型といわれ、いがりまさし著「日本の野菊」によると、花の直径が2、5㎝ほどで、冠毛がごく短いこと、葉の鋸歯が深いこと、の3つが揃えばカントウヨメナと言えるとのこと。伊藤左千夫著『野菊の墓』の野菊は、カントウヨメナだそうです。舞台の「矢切の渡し」は、現在の松戸市ですから。ヨメナは主に西日本に分布。牧野植物図鑑によると和名「ヨメナ(嫁菜)」は、若芽を食用とするこの類中で最も美味でしかもやさしく美しいからであり、ムコナ(シラヤマギク=↑上の写真の中)に対してついた名と書かれています。

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(↑上の写真)左=アメリカセンダングサ、中=コシロノセンダングサ、右=コセンダングサ

 アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)はキク科センダングサ属。APG牧野植物図鑑によると北アメリカ原産の帰化植物。湿気のある道端に多い1年草。茎はほとんど無毛で、紫褐色を帯びる。大形の総苞外片が放射状に6~10個つき葉状で目立つ。和名は、アメリカ産の栴檀草の意、という。大形の総苞外片が放射状に6~10個つき葉状で目立つということで、これが見分けの基本になります。センダングサ栴檀草)は、日本帰化植物写真図鑑によると日本の在来種と書いてあります。香りのいい栴檀とは関係なく、日本で言うセンダン(栴檀)と葉の形が似ている草だからセンダングサ栴檀草)。コシロノセンダングサ(小白栴檀草)は、コセンダングサ(小栴檀草)を基本型とした白色の小さな舌状花を持つものをいう、とAPG牧野植物図鑑スタンダード版にあります。シロノセンダングサと表記した図鑑もあります。舌状花の花弁が黄色いものが在来のセンダングサだそうです。

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(↑上の写真)左=コウヤボウキ、中=トネアザミ、右=ノハラアザミ

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(↑上の写真)左=アブラススキ、中=ノガリヤス、右=チカラシバ

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(↑上の写真)左=イヌホオズキ、中=ノダケ、右=ヌスビトハギ

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(↑上の写真)左=ナラ枯れ病のコナラ、中=センニンソウ、右=マユミ

 

東京都薬用植物園・・・令和2年10月18日

 薬用植物園(薬草園)では、薬用というだけでなく、危険な有毒植物も栽培されています。今日は、セイタカアワダチソウが咲いていました。ということは、有毒植物の仲間ということを知りました。今日の薬草園の様子です。

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(↑上の写真)左=園内風景、中=イヌサフラン、右=シュウメイギク

 シュウメイギク秋明菊)はキンポウゲ科イチリンソウ属。別名キブネギク(貴船菊)。中国、台湾に分布するキンポウゲ科多年草で、日本には古い時代に中国から渡来したものが帰化し、のち野生化、自生化したと考えられているそうです。京都の貴船地方に自生化したものがキブネギクで、本来のシュウメイギク。これを原種として改良、園芸化されています。「キク」と名前に付いていますが、キク科ではなく、キンポウゲ科です。花弁のように見える部分は咢片で、本来の花弁は退化しているそうです。中央に多数密集しているのが雄しべと雌しべ。花色は様々、一重咲き、八重咲きもあります。木陰で明るい方を向いて咲くので、撮影方角に苦労する時がありますね。開花後は綿毛に包まれたタネが実りますが、品種によってはタネのできないものもあるそうです。Web「FIT森の草木染教室」によると全草有毒で食すると胃腸障害を生じますが、加熱と乾燥で無毒化するということです。

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(↑上の写真)左と中=サキシマフヨウ(先島芙蓉)、右=スイフヨウ(酔芙蓉)

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(↑上の写真)左と中=アキチョウジ、右=セキヤノアキチョウジ

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(↑上の写真)左=オオユウガギク、中=ノコンギク、右=シラヤマギク

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(↑上の写真)左=イヌショウマ、中=イヌショウマの花穂、右=サラシナショウマの花穂

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(↑上の写真)左=セイタカアワダチソウ、中=タバコ、右=ノゲオトウ

 セイタカアワダチソウ(背高泡立草)はキク科アキノキリンソウ属。北米原産、明治30年頃渡来した帰化植物で各地の土堤や荒地に生える多年草。以前、花粉症の原因の花粉を多量に放出しているということで騒がれたましが、虫媒花であり、花粉はほとんど放出しないことが分かり、花粉症の原因植物ではないことになりました。しかし、在来種を駆逐する勢いで増えるので、注意することは必要で、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に入れられています。Web:産経ニュース:令和2年10月17日によると、耕作放棄地を活用した牛の放牧場で農林水産省有識者検討会による視察が行われ、「瀬尾ファーム」代表の瀬尾亮さん(66)は(10頭の黒毛牛が)「50アールを20日間くらいできれいに食べてくれます」「セイタカアワダチソウはあまり好まないが、ほかの草がなくなったら、食べてしまう」という説明をしています。今回、薬草園ではセイタカアワダチソウが写真の様に花を開いています。その説明板には有毒部分=全草、とくに根。 有毒成分=シスーデヒドロマトリカリアエステル。 中毒症状=家畜がこの植物を多量に食べると死亡する。 原産地=北アメリと書かれていました。瀬尾ファームの牛たちは大丈夫でしょうか。

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(↑上の写真)左=ハッカ、中=トリカブト、右=シオン

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(↑上の写真)左=ベンケイソウ、中=オオベンケイソウ、右=ミセバヤ

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(↑上の写真)左=ミシマサイコ、中=ウイキョウ、右=ヤクシソウ

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と(↑上の写真)左と中=ホトトギス、右=白花ホトトギス

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(↑上の写真)左=ゴンズイ、中=ガマズミ、右=ウメモドキ

 

東高根森林公園・・・令和2年10月13日

 東高根森林公園は神奈川県立の天然記念物のシラカシ林に囲まれた谷戸と丘陵とからなる森林公園です。谷戸には水辺を好む山野草が植栽されています。ツリフネソウ、キツリフネ、フジバカマが満開でした。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=谷戸の様子、中・右=イヌショウマ

 イヌショウマ(犬升麻)はキンポウゲ科サラシナショウマ属。関東、近畿の丘陵、山地に生える多年草サラシナショウマの大きな花穂が印象に残っていると育ちの悪いサラシナショウマかと思ってしまいますが、葉の形が全く違うので、葉の形で区別すると見分けが簡単にできます。小葉の葉先が鈍三角形の感じがします。上の写真は、葉が分かるように撮りました。和名犬升麻は薬用にならない升麻の意といわれます。因みに各Webを参考にすると、升麻は、漢方の生薬でサラシナショウマの根茎を用いるとのこと。主要成分は、トリテルペノイド、 ステロイドで、カゼや熱などによるできもの、のどの痛み、口内炎など皮膚の化膿性疾患に薬効があるそうです。

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(↑上の写真)左=フジバカマ、中=キツリフネ、右=ツリフネソウ

 フジバカマ藤袴)はキク科ヒヨドリバナ属。本州以南の川岸の土堤や湿った草地に生える多年草絶滅危惧種ヒヨドリバナに似ています。葉は対生ですが、3裂に深く切れ込んでいるところが違います。髙樹のぶ子著『小説伊勢物語 業平』に「藤原高子姫に袖にされた業平は、兄行平のすすめにのって、山科には、父ゆかりの寺も庵もあるというので、そこに移り住むことにしました。……(庵には)庵を囲むように生えだした藤袴も、喪服の袴のように思え、このまま消え入りそうな、心細い日々を過ごすばかり」とあります。フジバカマは、確かに喪服の袴のように思えないことも無いですね。このような平安時代の印象が意外とフジバカマ(藤袴)という名の謂れかも知れません。

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(↑上の写真)左=アキノウナギツカミ、中=ミゾソバ、右=セキヤノアキチョウジ

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(↑上の写真)左=カシワバハグマ、中=カリガネソウ、右=キバナアキギリ

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(↑上の写真)左=ヤブマメ、中=シュウカイドウ、右=トネアザミ

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(↑上の写真)左=ウメモドキ、中=ヤブミョウガ、右=クサギ

 クサギ(臭木)はシソ科クサギ属(以前はクマツヅラ科)。日当たりのよい原野などに生える落葉小高木。和名臭木は葉に臭気があるからといいますが、そう思って嗅ぐのでそういう匂いがするので、いい香りと思って嗅ぐと、また忘れられない香りです。湯浅浩史著「花おりおり」には「花は甘く香る。白い花冠と赤い萼のツートンカラーが美しい。丸い小さい果実が秋に熟する頃、5枚の萼はさらに赤みを増して目立つ」と書かれています。花は夏から初秋に咲き、結構大柄な白い豪華な花です。クロアゲハなどの蝶が盛んに蜜を吸いに訪れます。萼は紅紫色を帯びて、普通の花では、萼は落ちてしまうことが多いですが、臭木では、いつまでも落ちずについていて(宿存性で)青色の実ができるころにはさらに紅紫色が濃くなります。鳥に食べてもらうためにアッピールしているのでしょうか。実は染料になるそうです。上の写真では、遠くに赤い花が見えるので何かなと思って写しました。拡大してみると、青い実が落ちて残った紅紫色の萼だったことが分かりました。宿存性の萼とはこういうことだということも分かりました。

 

入笠湿原・入笠すずらん山野草公園・入笠お花畑・・・令和2年10月7日

 山ではリンドウの季節になりました。トリカブトも咲いています。ほとんどの草花は草もみじになっていました。この日は空に雲が多くなり始めましたが、清々しい高原の空気に触れることができました。訪ねたところの様子を順番にご紹介します。<写真をクリックすると拡大されます>

(4)沢入登山口から入笠湿原までの登山道・・・ツタウルシの紅葉が見事でした。

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(↑上の写真)左=カラマツに囲まれた登山道、中と右=ツタウルシの紅葉

 ツタウルシ(蔦漆)はウルシ科ウルシ属。日本全国山地の落葉樹林内に生育する落葉木本つる植物で雌雄異株。葉は互生し、3出複葉です。人によっては、体質によりはかぶれることがあります。蔓から気根を出して樹木をのぼり、日の当たるところで枝を拡げ、日光を奪います。林業では「つる切り」という作業で、木に絡まるつる植物を除去します。山を見回り、蔓に気づいたら、つる切りをします。これをしないと木はつるに締め付けられ、いびつな育ち方をして、商品価値がなくなってしまうので紅葉はきれいなのですが嫌われものなのです。林をきちんと管理している所では、ツタウルシの紅葉を見ることはありません。手があまり入れられていない林ならではの光景です。東京高尾の多摩森林科学園では見ることが出来ます。

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(↑上の写真)左・中=ツタウルシの紅葉、右=微笑岩

 登山道にある微笑岩は、そう思ってよく見るといくつもの動物の笑顔が重なっているように見えます。いくつの笑顔が見えるでしょうか。今回、こんな大きな岩なのに無名というのは、可哀そうと思い、勝手に微笑岩と名付けました。登山の安全を微笑をもって見守ってくれています。

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(↑上の写真)左=ウリハダカエデ、中=ヤマウルシ、右=メギ

 ヤマウルシ(山漆)はウルシ科ウルシ属。全国各地の山林中に生える落葉小高木。雌雄異株。若枝や葉柄は赤味を帯びる。葉は奇数羽状複葉。若い木の葉の縁は浅裂して鋸歯状となり、その先は尖る。上の写真は、若い木の枝の紅葉です。若い木の枝の葉なので図鑑で見るヤマウルシの複葉の小葉のように全縁ではなく、写真のように浅裂鋸歯状になっています。

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(↑上の写真)左=ノコンギク、中=ハナイカリ、右=ヤクシソウ

 

(3)入笠お花畑・・すっかり草もみじに被われています。スズランの実が可愛らしかったです。

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(↑上の写真)左=お花畑を俯瞰する、中=アキノキリンソウ、右=アキノウナギツカミ

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(↑上の写真)左=ゴマナ、中=ヤマトリカブト、右=ヤマハハコ

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(↑上の写真)左=ヤナギタンポポ、中=ノハラアザミ、右=ノコンギク

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(↑上の写真)左=お花畑に広がる秋空、中=スズラン(実)、右=オオバギボウシ

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(↑上の写真:草もみじ)左=イタドリ、中=レンゲツツジ、右=クサソテツ

 

(2)入笠すずらん山野草公園・・ここは植栽しているのでまだ花が残っています。

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(↑上の写真)左=もみじに彩られて、中=オヤマリンドウ、右=サラシナショウマ

 オヤマリンドウ(御山竜胆)はリンドウ科リンドウ属。本州中部、四国の高山帯に生える多年草。この花は、ここでも花を開かず茶色に枯れているものが多かったです。気難しい花のようで、なかなか花が開いた場面に出会えません。日が差した正午ごろが適期でそれ以外では開きませんね。上の写真はその瞬間を狙ったものです。花屋さんから買ってきて花が開くのを楽しみにしているといつの間にか開かずに枯れてしまうことを経験されていることと思います。リンドウとは、湯浅浩史著『花おりおり』によると「リンドウの根の苦さを竜の胆(きも)にたとえたとも。消化不良や食欲不振の薬に使う」ことから竜胆(リンドウ)といわれるということです。「山渓『山の花』Ⅱ」に「科名を代表するリンドウにも、同じ仲間のセンブリのような苦みがあって、根茎は健胃剤の材料に使われている。昔、馬子たちが客を乗せる馬の首飾りにこの花を使っていた。鈴がリンとなって馬子がドウ、だからリンドウだなどと落とし噺を聞いた。さらにこの噺にはおまけがあって、その証拠に信州追分にはアサマリンドウがある。このアサマは信州の浅間山ではなく伊勢の朝熊山(あさまやま)に多い花である」とあります。付け足しですが、アサマリンドウは浅間林道だったというのはどうでしょうか。

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(↑上の写真)左=アキノキリンソウ、中=フシグロセンノウ、右=マツムシソウ

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(↑上の写真)左=ノコンギク、中=ヤマトリカブト、右=(二番咲きの)シモツケ

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(↑上の写真)左=ヤナギタンポポ、中=ノハラアザミ、右=ハナイカリ

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(↑上の写真)左=公園より八ヶ岳の眺望、中=花持ちの良いオミナエシ、右=ワレモコウ

 八ヶ岳の眺望:一番高い尖った山が赤岳、その左の丸い感じの山が阿弥陀岳

 

(1)入笠湿原・・標高1734m

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(↑上の写真)左=湿原の貴婦人、中=オヤマリンドウ、右=サラシナショウマ

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(↑上の写真)左=ノコギリソウ、中=ウメバチソウ、右=ヤマトリカブト

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(↑上の写真:どれも実)左=メギ、中=マムシグサ、右=ヤナギラン

 メギ(目木)はメギ科メギ属。本州以南の山野に生える落葉低木。多数分枝し高さ1m位。稜のある枝に葉を密生し、棘がある。Web:庭木図鑑「植木ペディア」によると、この棘のあることから防犯用に生垣に使われたとのこと。和名の目木はメグスリノキと同様、葉や茎を煎じてその煎汁で洗眼し、充血や炎症を防いだというので目木と言われるようになったということです。また、別名コトリトマラズ(小鳥止まらず)といわれますが、これは、この木の棘のために小鳥が止まれないことに由来し、同じく棘のあるメギ属に「ヘビノボラズ」という木もあり、この木の別名は小鳥ではなく「トリトマラズ(鳥止まらず)」といわれ、図鑑に載っています。

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(↑上の写真)どれも草もみじに彩られる湿原風景

 

オオムラサキセンター農村公園・・・令和2年10月6日

 ここは農村風景を保存している所ですから、周辺には、野草が保護された形になっています。キンモクセイが入り口近くで芳香を漂わせていました。この香りを嗅ぐと竜宮の入り口に立った感じがします。トリカブトやヤマゼリが花を咲かせ、コマユミが赤い実をつけていました。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=水車小屋のある農村公園の風景、中=(ハコネ)トリカブト、右=ヤクシソウ

 ヤクシソウ(薬師草)はキク科アゼトウナ属。日本各地の日当たりの良い山地や道端に生える2年草。和名については牧野植物図鑑では「薬師草かと思うが語源は不明」とあります。御利益がとてもありそうな名前なので、いい逸話を差しげたいですね。諸説には、根生葉の形が薬師如来の光背の形に似ているので名づけられたとか、傷つけると白い乳液をだし、これが苦いので薬効がありそうというので薬師草と名付けられたというのもあります。……「治らないと宣言された病に冒された美しかった娘が、薬師様を信じて百日間願を懸け、病気全快を祈りました。満願叶う百日目に詣でるとなんと薬師堂の周りは黄色い花が咲き乱れ、病に冒された娘は全快し、もとの美しい娘になったということです。娘は薬師堂の周りに咲いていたこの黄色い花を薬師草と名付け、大切に育てたということです」こんなエピソードはいかがでしょうか。因みに初めてこの草を知ったのは八王子市の薬師池の池畔でした。

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(↑上の写真)左=ミゾソバ、中=キバナアキギリ、右=ヤマゼリ

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(↑上の写真)左・中=キンモクセイ、右=コマユミ

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(↑上の写真)左=アキノノゲシ、中=オオジシバリ、右=ウバユリ(実)

 ウバユリ姥百合)はユリ科ウバユリ属。関東以西の山野の林の中に生える多年草。牧野植物図鑑によると「花の咲く時は、大抵は葉が枯れているので、花の時、葉〈歯〉がもうないことを、幼児の世話をする女が、娘が成人して、花の十八となったころには、もう歯の抜けた姥になるにたとえて、この名ができたという」とあります。湯浅浩史著「花おりおり」には「直立して幅広の大きな葉を展開するので、大きいという意のウバが冠せられた。ウバザメと同様の命名。俗説に、葉〈歯〉がなくなって咲くから、ウバユリ、というが、開花時には葉がある」と述べ、花の咲く時には葉がない、というのは俗説と退けています。今回撮った上の写真では、種子が出来ても葉がついており、湯浅説が証明されているようです。なお、ウバザメと命名されたのはウィキペディアによると、このサメが大きいからではなく「体側部にある非常に長い鰓裂を、老婆の皺に例えて名付けられたとされる」とあります。

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(↑上の写真)左=カナムグラ雄株雄花、中=カナムフラ雌株雌花、右=ウシハコベ

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(↑上の写真)左=ハナタデ、中=イヌホオズキ、右=キクイモ

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(↑上の写真)左=アメリカセンダングサ、中=コセンダングサ、右=メナモミ

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(↑上の写真)左=ヤブタバコ、中=ユウガギク、右=ヤマハッカ

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(↑上の写真)左=ツリフネソウ、中=フタバハギ、右=シラヤマギク

 

都立平山城址公園・・・令和2年9月30日

 目だったいわゆる美しいと言われる華々しい花はこの時季にはありませんが、一つ一つの野草をじっくり観察すると実に可愛らしい花を咲かせているのに驚かされます。「見てちょうだい」と声を掛けられたような気がします。美しさと可愛らしさは、受け止め方に違いがあると思いますが、今日は可愛さと一生懸命さを求めて観察したいと思いました。仲間の花は咲き終えたのに、出遅れて陰に隠れて、それでも一生懸命咲いている花々を愛でたいと思います。平山城址公園の今日の自然の様子です。

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(↑上の写真)左=平山城址公園入口、中=マルバハギ、右=ウド

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(↑上の写真)左=トネアザミ、中=ノコンギク、右=ノダケ

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(↑上の写真)左=アキノノゲシ、中=イヌタデ、右=ハキダメギク

 ハキダメギク(掃溜菊)はキク科コゴメギク属。道ばたなどに生える一年草。北米原産で明治時代には渡来していたといわれます。牧野富太郎氏が大正時代世田谷のゴミ捨て場(掃きだめ)で発見し、ハキダメギクと名付けたと自身の牧野植物図鑑(昭和50年発行)に書かれています。ところが、全く同じ図がAPG牧野植物図鑑スタンダードに掲載され、コゴメギクとして紹介されています。上の写真はハキダメギクで5枚の白い花びら(舌状花)が大きいですが、コゴメギクはこの白い花びらが小さく中心の黄色い筒状花の集まりの部分が割合として大きくなっています。名付け親の言語センスでしょうか、もっと可愛らしい名前を付けてあげたいですね。可愛らしい小さな菊というヒメコギク(姫小菊)という名はどうでしょうか。小百合(さゆり)があるのでヒメサギクでも。

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(↑上の写真)左=サジガンクビソウ、中=キバナガンクビソウ、右=クワクサ

 サジガンクビソウ匙雁首草)はキク科ヤブタバコ属。本州以南の乾いた山の木陰に生える多年草。和名は根生葉の形を匙に見立てたものだそうです。キバナガンクビソウ(黄花雁首草)はキク科ヤブタバコ属。本州以南の林内に生える多年草。和名は黄色でうつむいた頭花をキセルの雁首にたとえたものだそうです。APG牧野植物図鑑では、キバナガンクビソウを普通はガンクビソウというとあります。Web:ウィキペディアによるとヤブタバコ属の属名はガンクビソウ属ともいわれるとのこと。派閥があるようで、学者によってどちらの属名で呼ぶかは譲れないところがあるようです。皆さんの図鑑ではどちらになっているでしょうか。しかし、雁首とか(藪)煙草という名がついたのは、タバコがフランシスコ・ザビエルとともに入ってきた織田信長の時代以降に名付けられたということでしょうね。当時の時代背景が偲ばれます。

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(↑上の写真)左=ウマノミツバ、中=チヂミザサ、右=チカラシバ

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(↑上の写真)左=園内風景、中=イヌトウバナ、右=ヤブミョウガ

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(↑上の写真)左=シロシキブ、中=ガマズミ、右=コブシ

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(↑上の写真)左=アレチヌスビトハギ、中=イヌワラビ、右=ミドリヒメワラビ

 アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)はマメ科ヌスビトハギ属。埋立地や荒地などに生える帰化植物。Web:岡山理科大学ウィキペディアによると多年草。日本帰化植物写真図鑑(全国農村教育協会著)によると「北アメリカ原産の1年草。果実は扁平で4~6節にくびれ、各節に1個の種子が入っている。昭和15年に大阪で見いだされ、荒れ地、道端に広がった。関東以西に多い」ということです。ヌスビトハギよりも花や実が多いので、繁殖力は大きいように思います。在来のヌスビトハギは多年草なので、アレチヌスビトハギも多年草のように思いますが、観察すべきですね。来年ここはアレチヌスビトハギだらけになっているかもしれませんね。

 

 

昭和記念公園・・・令和2年9月28日

 待ちに待った秋晴れとなりました。昭和記念公園では、コスモス祭り(10月25日まで)です。満開はこれからです。こもれびの里ではケイトウ、ソバなど隣接のコスモス畑では各種コスモスを、その奥のこもれびの丘では山草の観察をしました。近くのススキ原ではナンバンギセルが見られます。今日の様子です。

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(↑上の写真)左=こもれびの里の入口、中=ケイトウ(園芸種)、右=ノゲイトウ(園芸種)  

 ケイトウ 鶏頭鶏冠)ヒユ科ケイトウ属の一年草。原産地はアジア、アフリカの熱帯地方と推定され、日本には奈良時代に中国を経由して渡来したとのこと。高温と乾燥に強く、荒れ地でもよく育つ丈夫な植物ということです。花穂の形状から鶏冠(とさか)形のものとノゲイトウ形(ロウソク形)のものが主流のようですが、ハゲイトウのように葉が色づいたものなどいろいろ園芸種があるようです。上の写真では中のものが鶏冠形、右のものがノゲイトウ形(ロウソク形)のものです。

有吉佐和子著「美っつい庵主(うっついあんじゅ)さん」より)悦子が(男の)友人と二人で明秀庵を訪れたのは東京ならば夏の盛りである八月の始めであった。庵の入口の大戸は午前中とて閉まっていたが、中の小さな扉は手をかけると訳なく開いた。くぐって入ると手入れの行き届いた門口は烈しいばかり明るく、鶏頭の赤い花が二人の目に痛いようだった。(二人は出迎えの尼僧たちに挨拶すると、庵主の部屋に案内される。庵主は二人を見て吃驚してしまった。)・・・・門口で鶏頭の花が強烈な太陽を待って、燃えるように列をなしている。庵主は腰を伸ばして目を細めてそれをしばらく見守っていた。赤い色は彼女の好きな色なのだ。(悦子と男友達は十日ほどここに宿泊したが、庵主の心配をよそに何事もなく帰京した。)ケイトウの花の赤い色がそれぞれの登場人物にどのように映ったでしょうか。

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(↑上の写真)左=ヒガンバナ、中=ナンバンギセル、右=シオン

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(↑上の写真)左=キツネノマゴ、中=ハグロソウ、右=ノコンギク

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(↑上の写真)左=ミズヒキ、中=ギンミズヒキ、右=キンミズヒキ

 ミズヒキギンミズヒキタデ科イヌタデ属。キンミズヒキバラ科キンミズヒキ属。ここではミズヒキと名付けられているもの3種を写真に撮りました。丸山尚敏著「野に咲く花2」にキンミズヒキについて「実の形はちょうど茶を点てるときの茶筅に似て、先に鋭い鉤状の刺が出ているので服などにすぐ着く。この名前は、穂がごく細長く、ちょうど水引という草に似ているところから、黄色い水引の意味でつけられたものであるが、本当は水引(タデ科)とは全く違うバラ科であって、この名は余り適当ではない」と書かれています。キンミズヒキがミズヒキの仲間とされがちですが、違う種なのでこの名はよろしくないというわけです。白いギンミズヒキがあるので、金色のミズヒキがあってほしいという願望の表われでしょうか。

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(↑上の写真)左と中=イノコヅチ、右=カリガネソウ

 イノコヅチ(猪子槌)は、ヒユ科イノコヅチ属の多年草。日のあまり当たらない場所に生える雑草。ウィキペディアによると「北海道を除く日本の本州、四国、九州の林内、山野、路傍などいたるところに生えている。イノコヅチの名前の由来は、茎の節が膨らんでいて、猪子の膝のように見え、これを槌に見立ててこの名がついた。別名、フシダカ、コマノヒザとも呼ばれる。平安時代の『延喜式』には『こまのひざ』『ふしだか』という名前での記載が見られる。漢名では、牛膝(ごしつ)という」とあります。確かに茎の節の膨らみ方は牛膝という感じがしないでもありませんが、種子の形は、よく見ると猪の爪の形に似ています。可愛らしいので猪子。槌は金槌のような槌に直角に柄をつけた形のものではなく柄が垂直に付けられた横槌と呼ばれる形をしたもの。種子が軸に縦についた様子は、正に可愛らしい横槌です。名前の語源については諸説あるので、この見解も加えていただければと思います。

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(↑上の写真)左=シモバシラ、中=シラヤマギク、右=ゲンノショウコ 

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(↑上の写真)左と中=ソバ、右=ツリフネソウ

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(↑上の写真)左=キバナコスモス畑、中=キバナコスモス、右=コスモス

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(↑上の写真)=各種コスモス

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(↑上の写真)左と中=コスモス、右=コスモス畑