暖かくなってきました。そろそろ梅も満開かな、ということで再度谷保天神を訪れました。売店の人も「今日は満開だね」と言っていました。今回はじめて園内に「菅公遺戒碑 和魂漢才」があることに気づきました。碑文を読むと現代を戒めているようです。「凡そ神国一世の無窮玄妙なるは窺い知る可らず、漢土は革命の国風、深く思慮を加える可きなり」福沢諭吉翁は「和魂洋才」と言いました。それより千年も前の時代に、菅原道真公は「和魂漢才」と警告しているわけですね。和魂は時代によって意味するところは変化しますが、今この和魂も疎かにされているのではないかと密かに憂えているところです。
(下の写真)左=谷保天満宮鳥居。中=紅梅。右=白梅
(下の写真)左=菅公遺戒碑、園内西の崖下にあります。中と右=紅白取り混ぜて満開の梅園
(下の写真)左=薄桃色の枝垂れ梅。中=園内南端のヤブツバキ。右=園内放飼の鶏と鳩