野楽力研究所

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新府城跡・・・令和5年6月19日

 NHK大河ドラマ「家康どうする」に間もなく武田勝頼が自分が築いた新府城(正式には新府中韮崎城)に逃げ込み、さらに城に火をかけて、田野に落ち延びますが、そこで自刃する場面が放映されると思います。その新府城の自然を観察し「兵どもが夢のあと」の感傷に浸ってきました。この時季、花の種類も数も少なかったですが、今日の様子です。

(↑上の写真)左=本丸跡を祀る藤武神社の鳥居、中=左側石段(男坂)右側山道(女坂)、右=本丸跡に鎮座する藤武神社社殿

(↑上の写真)左=新府城図、中=本丸跡、右=夢の跡

(↑上の写真)左=オオバコ(大葉子)、中=オオバコの花、右=チドメグサ

 オオバコ(大葉子)はオオバコ科オオバコ属。日本を含め東アジアの温帯から熱帯に分布しているとのこと。花穂の上半分は雌しべで下半分が雄しべです。雌しべ先熟の植物と言われ、自家受粉を避けるための仕組みです。上掲写真では上半分の雌しべが先に成熟(先熟)し、他家受粉を終えたあと萎れ、下半分の雄しべが熟して雄しべの葯が開いているところです。植物の高等な受粉方法です。この花粉が虫や風によって他の株の雌しべに運ばれ、受粉します。

(↑上の写真)左・中=ノアザミ(野薊)、右=ニガナ(苦菜)

(↑上の写真)左=オカトラノオ(丘虎の尾)、中=ヤマホタルブクロ(山蛍袋)、右=アキノノゲシ(秋の野芥子)

(↑上の写真)左=クリ(栗)の花、中=コウゾ(楮)の実、右=ヤマハギ(山萩)

(↑上の写真)左・中=キハギ(木萩)、右=ムラサキシキブ紫式部