野楽力研究所

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鎌倉鶴岡八幡宮神苑ぼたん庭園・・・令和6年1月12日

 鎌倉鶴岡八幡宮神苑ぼたん庭園の冬ぼたんを観に行ったことがありませんでした。今日は、天気に恵まれたので観賞してきました。鶴岡八幡宮境内は正月の参拝客で賑やかでした。外国の方の姿もたくさん見かけました。JR鎌倉駅は目の前が段葛の通りです。正面の鶴岡八幡宮を参拝して、ぼたん苑を観賞してから、国宝館に入りました。帰りは小町通りを通って、抹茶をいただき、しらす丼を舌鼓して鎌倉駅に出ました。ぼたん苑は綺麗に整備されていました。今日の様子です。

(↑上の写真)左=段葛入口、中=公暁の隠れイチョウ、右=鶴岡八幡宮

 公暁イチョウの陰に隠れて自分の叔父である実朝を暗殺したのは建保7(1219)年1月27日雪が2cmも積もっていた晩のことでした。それでこのイチョウを「公暁の隠れイチョウ」といわれるようになったそうです。しかし、「イチョウに隠れていた」というのは史実ではないようで鶴岡八幡宮では何も掲示を出していません。どうやら徳川光圀公が編纂させた『新編鎌倉志』に「実朝を暗殺した公暁はこのイチョウに隠れていた」という話が載せられてからのことのようです。話題性のあったそのイチョウも平成22(2010)年3月10日未明の強風で落雷のような音とともに倒れたということです。この大イチョウの幹回りは6.8 m、高さは約30mで樹齢は10 00年とされています。

(↑上の写真)左=ぼたん苑入口、中=湖底の庭、右=苑路からの池の眺め

  湖底の庭は、苑内解説板によると「中国蘇州市園林管理局の古典庭園技術者が太湖の湖底から掘り出された石灰岩の古来より奇石として珍重された太湖石を使って造庭したもの」ということです。

【↓苑内の冬ぼたん各種】

 冬ぼたん(冬牡丹)は、春牡丹を1〜2月頃に咲くよう温室で調整し、冬に咲くように作り上げたものが「冬牡丹」。「寒牡丹」は二季(春と秋)咲きの牡丹で、今の時季には葉がついていないということですが、「冬牡丹」は、温室で育てたものなので葉もしっかり付いています。

(↑上の写真)左=錦の艶、中=黄冠、右=春光寿

(↑上の写真)左=村松の雪、中=八千代椿、右=島の耀

(↑上の写真)左=福雲、中=島錦、右=苑内の様子

(↑上の写真)左=連鶴、中=写楽、右=明日香