野楽力研究所

近くの自然で野楽力を高めましょう

科博附属自然教育園・・・令和5年11月3日

今日も秋晴れの日和となりました。今日文化の日には入園料が無料になるということで訪れてみました。入園者は多かったですが、混雑するほどでもなく、楽しく草花を観察しました。入園するとすぐにシロヨメナがたくさん咲いていました。同じようなユウガギクも咲いています。色合いのさびしいこの時期に、アワコガネギクが黄色い花をつけて目を引いていました。今日の様子です。(自然教育園はJR目黒駅下車徒歩10分)

(↑上の写真)左=自然教育園入口、中と右=シロヨメナ(白嫁菜)

(↑上の写真)左と中=ユウガギク(柚香菊)、右=シラヤマギク(白山菊)

(↑上の写真)左と中=タイアザミ、右=ひょうたん池

(↑上の写真)左=アワコガネギク(泡黄金菊)、中=ワレモコウ(吾亦紅)、右=ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾亦紅)

(↑上の写真)左=シロバナサクラタデ(白花桜蓼)、中=マルバフジバカマ(丸葉藤袴)、右=園路のようす

 キク科アゲラティナ属の帰化植物マルバフジバカマ神代植物公園で増えているので注目してきましたが、今年はここ白金自然教育園で一株奥の園路際に咲いていました。入園者が持ち込んだ種子によると思われますが、ここは天然記念物にも指定されているところでもあり、種子を結ぶ前に除去してほしいです。自然のままが基本的な考えとしても如何なものでしょうか。「神奈川県植物誌2001」によると「北アメリカ原産で、明治29年に渡来し、箱根の強羅に帰化し、その後各地に広がる。日陰、特にスギ植林の下に多く生える」ということです。

(↑上の写真)左=アカフユノハナワラビ(赤冬花蕨)、中と右=オオハナワラビ(大花蕨)

(↑上の写真)ヤツデの開花順序

(↑上の写真)左=アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)、中=オオミゾソバ(大溝蕎麦)、右=ヤマハッカ(山薄荷)

(↑上の写真)左=ヤブコウジ(藪柑子)、中=センリョウ(千両)、右=マンリョウ(万両)

(↑上の写真)左=サネカズラ(実葛・真葛)、中=シオデ(牛尾菜)、右=クサギ(臭木)

(↑上の写真)左=ゴンズイ(権萃)、中=カラスウリ(烏瓜)、右=スズカケトラノオ(鈴懸虎の尾)

(↑上の写真)左=ノガリヤス(野刈安)、中=メヤブマオ(雌藪苧麻)、右=カラムシ(苧)

(↑上の写真)左と右=園内の様子、中=天然記念物指定の石碑