野楽力研究所

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国立駅前大学通り・・・令和5年3月27日

 天気が晴れやらず、なかなか花見に行けないうちに、満開を過ぎてしまいそうでしたので、少し雲が薄くなった時を見計らって、JR国立駅南の(一橋)大学通りの花見をしました。大学通りは、国立市の都市景観形成重点地区に指定され、整備されています。作家山口瞳が終の棲家とした国立市。今日の様子です。

(↑上の写真)いずれも大学通り、左=国立駅方面の眺め(北方面)、中=国立駅方面のアップ、右=谷保駅方面の眺め(南方面)

 この大学通り山口瞳著「行きつけの店」によると「一日おきぐらいに女房を散歩に連れてゆく。女房は不眠症なので運動しないといけない。……一橋の校内を抜け大学通りへ出る。この大学通りは、私の知る限り、日本で一番美しい大通りである。春は桜と柳、秋は銀杏がいい。私が写生旅行に出かけると「国立へ画を描きに来る人もいるのに」と言われてしまう」と描写しています。

(↑上の写真)左=一橋大学東校舎、中=東側の舗道、右=西側の舗道

(↑上の写真)いずれもソメイヨシノの花の様子

(↑上の写真)ソメイヨシノ以外に各種桜がありました。

(↑上の写真)左=レンギョウ、中=ヤマブキ(園芸種)、右=西洋シャクナゲ

(↑上の写真)左=桜のトンネル、中=彫刻「風の球体」、右=ロージナ茶房のある通り

 山口瞳著「行きつけの店」としてロージナ茶房を描いている。「私は(店長)伊藤さんの読書する姿も好きだ。……伊藤さんは大変な(骨董品の)目利きである。……ロージナ茶房は画廊喫茶であり、彫刻もガラス製品も陶器も展示されている。……私はたいてい日替わりのストレート・コーヒーを飲む。……ロージナ茶房のウエイトレスはすべて学生アルバイトである」と。