野楽力研究所

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都立野山北・六道山公園の里山民家周辺・・・令和4年10月28日

 秋が深まりつつあります。秋晴れの中、里山民家のある谷戸を一周しました。稲刈りも終わって山野草も実りの季節を迎えています。今日の様子です。

(↑上の写真)左=里山民家、中=ギンモクセイ、右=クコ

(↑上の写真)左=ミゾソバ(左側)とアキノウナギツカミ(右側)、中=イヌタデ(アカノマンマ)、右=刈り取った稲の稲架(はさ)掛け

(↑上の写真)左=ユウガギク、中=シラヤマギク、右=ノハラアザミ

(↑上の写真)左=ウメモドキ、中=ゴンズイ、右=ガマズミ

 ウメモドキ(梅擬)はモチノキ科モチノキ属。APG牧野植物図鑑によると「本州、四国、九州の山中の湿地に生え、また庭木で生花用に植栽する落葉低木」という。冬の彩りに赤い実が珍重されるようです。そのようなことで庭木や生花にいいことがあだになり、盗掘されたりして野生では絶滅の危険性が高い種(危急種)になっている山形県や千葉県などがあるということです。葉は互生し、葉の先端は尖り、葉縁は細かい鋸歯がある。花は淡紫色で5~7月頃咲き、果実は9月頃から赤く熟し12月頃に落葉しても枝に残っている、ということです(各種Web参照)。果柄は短く枝に直接ついているように見えます(上の写真)。赤い実をつけるものは果柄が結構長いものが多いので、写真のように枝についているような赤い実を見つけたらウメモドキと見ていいでしょう。ウメモドキという名前の由来は、葉がウメの葉に似ていることや花も梅に似ていることに由来するようですが、そのようには感じられないので「そうですか」というより外にありません。

(↑上の写真)左と中=マユミ、右=クサギ

(↑上の写真)左=メナモミ、中=ノダケ、右=イノコヅチ

(↑上の写真)左=谷戸の風景、中=ヨシ、右=ヨモギ