川崎市緑化センターは南武線宿河原駅南口下車左(東)へ(線路または二ケ領用水に並行気味に)徒歩10分。日本のツバキを250種、洋種ツバキを100種栽培しているとのこと。確認できる種類は、開花時期も異なるのでそれほど多くはありませんが、ほどほどのところがいいのかも知れません。温室では他の植物園とは異なる興味深いものがありました。二ケ領用水の南側は西園になっています。
<写真をクリックすると拡大されます。>
(↑上の写真)左=緑化センター入口、中と右=同じ梅の木に紅梅、白梅を咲かせる「思いのまま」という品種の梅の木
<↓下の写真>ツバキの各品種
(↑上の写真)左=数寄屋、中=白玉絞、右=初瀬山
(↑上の写真)左=胡蝶侘助、中=太郎冠者、右=京錦
(↑上の写真)左=田主丸、中と右=どちらも大虹と表示されていましたが、どうでしょうか。
(↑上の写真)左=三浦乙女、中=白牡丹、右=日月(じつげつ)
(↓下の写真)左=緑化センター、中=緑化センター前庭でクリスマスローズ展開催、右=温室内
(↓下の写真)温室内にて
(↑上の写真)どれも「黒法師」。黒法師は滅多に開花せず、開花は珍しいこと、開花後は枯れてしまうと言われているベンケイソウ科の植物。カナリア諸島原産。屋外で育てると黒くなるという(展示の解説による)。
(↑上の写真)左=ビカクシダ、中=ミッキーマウスツリー、右=カゲツ(金のなる木)
(↑上の写真)左=ブルーハイビスカス、中=クジャクマル、右=ブーゲンブレア
<↓下の写真6枚>デンドロビューム各種
<↓下の写真>西園にて
(↑上の写真)左=ギンヨウアカシア、中=フキ、右=西園風景
上の写真でフサアカシアとギンヨウアカシアが載っていますが、センターの表示によりました。しかし、フサアカシアは、別名ギンヨウアカシア、ミモザ、ミモサアカシア、モリシマアカシア、ハナアカシアなどと呼ばれていてどれもアカシア属の同じものとされているようです。厳密には亜種であったりするようです。(APG牧野植物図鑑スタンダード版によると)「マメ科アカシア属でオーストラリア原産の暖地に生える常緑高木。花は早春、枝の先の葉腋から花茎を斜上し、径1cm以下の丸い頭状花序につく。葉は2回羽状複葉で長さ4~6cm。羽片の基部に密腺がある。和名の銀葉は白粉を帯びた緑色の葉に基づいたもの」ということです。
(加藤英明著『醜い韓国人』のあとがきに)日本は統治時代に韓国の山にアカシアを植林した事について「アカシアは木材として役に立たないことから、韓国の山を破壊するために、意図的に行ったものだったという非難が行われている。アカシアは成長が早く、根を強く張ることから、崖や土砂崩れを防止するには、極めて適している」と非難に対して反論している。
フキ(蕗)=キク科フキ属の多年草。(APG牧野植物図鑑スタンダード版Ⅱによれば)「本州、四国、九州に自生し、沖縄、朝鮮半島、中国で栽培され、山野の湿った林下や道端に生える多年草。食用に各地で栽培される。雌雄異株で、花は早春、地下茎の先に独立した花茎を出す。花後に花茎は高さ40cm位に伸び、地下茎からは葉が出る。葉は綿毛があり、幅15~30cm。若い花茎をフキノトウといい、葉柄とともに食用、薬用にする。本州北部、北海道、サハリン、千島などに大形の亜種アキタブキがあり、栽培もされる」ということです。