日中の陽気は少し暖かさが増し、外の空気を吸いたくなって、自然の中に行きました。柵で囲まれた植物公園は開放されていませんが、自然のままの公園は開放されています。ここ長池公園は自然のままですから、雑木林と刈り残されたアズマネザサばかりです。シダの種類も数も少ないです。今日の様子です。
(↑上の写真)梅園にて
(↑上の写真)左=フクジュソウ、中=シロダモ、右=ナキリスゲ
ナキリスゲ(菜切菅)はカヤツリグサ科スゲ属。本州以南の道端や林下に生える多年草。地上に緑の葉の少ない今の時期に緑の葉が細長く伸び、大きな株を作っているので目立ちます。株の中心部に枯れ葉が抱かれている感じで積もっています。葉を両手にもって片方の手の指で葉の表面を扱いてみると特に葉の縁でざらつきます。葉の縁に細かい鋸歯がついているからでルーペで見るとその様子がよく判ります。糸鋸のようでこれなら菜っ葉も切れるかな、と思われます。秋に花を咲かせ実をつけるので、この時季でも実の様子が観察できます。
(↑上の写真)左=ベニシダ、中=ヤブソテツ、右=リョウメンシダ
(↑上の写真)左=野鳥が観察できる築池、中と右=園路の様子