この時季に特別なことはありませんが、冬の日差しを浴び、清新な空気を胸いっぱいに吸って、気分を爽快にすることができました。数年前開園した東園は園路がすっかり整備され、散策しやすくなりました。今日の様子です。
(↑上の写真)左=上皇結婚記念碑、中と右=マユミ
上皇陛下が皇太子時代のご結婚祝賀石碑(昭和34年4月10日)昭和天皇がアケボノスギと名づけて愛したメタセコイアが石碑の左側に植樹されています。「わが国のたちなほり来し年々に あけぼのすぎの木はのびにけり」昭和62年の昭和天皇の御製です。三木茂博士が化石から新種を発見し、学名メタセコイアと名づけたのが昭和16年のことでした。和名アケボノスギ(曙杉)は、英名 (dawn redwood)を訳したものだそうです。斎藤清明著「メタセコイア」中公新書によると、ハーバード大学樹木園長のメリル教授からハーバード大学へも留学し、昭和天皇の生物学研究の相談相手でもあった原寛へ種子が贈られ、小石川植物園で我が国第一号として育てられている、ということです。それで昭和天皇はメタセコイア=アケボノスギ(曙杉)のことを知っていたのですね。
(↑上の写真)左=カラタチバナ(百両)、中=カンアオイ、右=東園園路
(↑上の写真)左=西園の園路、中=ノキシノブ、右=ノキシノブ葉裏の胞子嚢群(ソーラス)
(↑上の写真)左=ベニシダ、中=ベニシダの葉裏のソーラス、右=ベニシダ特徴の小羽片