シモツケ、ヤマホタルブクロ、ウツボグサなどが咲き、ノリウツギが花開き始めました。美し森の頂上でジャージ牛乳のソフトクリーム(250円)を賞味しました。店主(北杜市の委託)から「年々観光客が減り、今年はコロナで激減、今年限りで店じまいしたい。麓では400円するが、感謝の気持ちで250円としている」という話を聞きました。少し寂しげでした。美し森から羽衣の池までを往復しました。
(↑上の写真)左=美し森から羽衣の池へ向かう、中=シモツケ、右=ウツボグサ
(↑上の写真)左= ミズチドリ、中=ヤマホタルブクロ、右=ヤマオダマキ
ミズチドリ(水千鳥)はラン科ツレサギソウ属。山地の水湿地に生える多年草。花の形がチドリソウ(=テガタチドリ、花はピンク)に似ていて水湿地に生えるので名づけられたということです。緑の草の中でラン科の白い花をつけている一株が咲いていました。よく見ると花にはラン科の特色の距があり、葉はネジバナのそれのようです。花から芳香が香るので、ジャコウチドリの別名があります。ちなみにツレサギソウ属のツレサギソウは日当たりのよい草原や湿った林下に生える、花は違いますが草姿はギンランのようです。
(↑上の写真)左= ニガナ、中=シロバナニガナ、右=キツネノボタン
(↑上の写真)左=チダケサシ、中=タカトウダイ、右=ヒヨドリバナ
タカトウダイ(高灯台)はトウダイグサ科トウダイグサ属。山地や丘陵地に生える多年草。茎から出る白い汁は有毒。トウダイは船の安全を守るいわゆる燈台ではなく、昔、明かりを灯した燭台のことだそうです。花の形からは燭台が相応しいですね。
(↑上の写真)左=カワラマツバ、中=カラマツソウ、右=セイヨウノコギリソウ
(↑上の写真)左=羽衣の池(標高1610m)、中=ノリウツギ、右=バイケイソウ