野楽力研究所

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都立小金井公園・・・令和2年3月25日

 小金井公園の建物園内には、春の山野草が咲いています。今年はどうかなと思い訪れましたが、やはり4月12日まで閉鎖中でした。短時間公園内を巡り、自然の様子を撮りました。

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(↑上の写真)左と中=ソメイヨシノ、右=ヤマザクラ

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(↑上の写真)左=ハナモモ、中と右=ボケ

 ボケ木瓜)はバラ科ボケ属。(Web「薬用植物一覧」によると)クサボケは日本の自生種ですが、ボケは中国から平安時代に渡来したものだそうです。花の色が緋色のものを「ヒボケ」、白色のものを「シロボケ」と呼び、名の由来は、本草和名(ほんぞうわみょう/918年)、和名抄(わみょうしょう/932年)には、中国名・木瓜(ぼけ)の和名に毛介(もけ)を当てていて、毛介(もけ)が転訛(てんか)してボケの名になったという、と書かれています。芥川龍之介著「草枕十二には「木瓜はおもしろい花である。枝は頑固で、かつて曲がったことがない。そんならまっすぐかというと、決してまっすぐでもない。ただまっすぐな短い枝に、まっすぐな短い枝が、ある角度で衝突して、斜に構えつつ全体ができ上がっている。そこへ、紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く。柔らかい葉さえちらちら着ける。評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであろう。世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生まれ変わるときっと木瓜になる。余も木瓜になりたい」と。