野楽力研究所

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つどいの里八ヶ岳自然園・・・令和元年8月21日

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 つどいの里八ヶ岳自然園は大門街道の白樺湖手前にある山野草店「つどいの里」が裏山を自然園にしているものです。6千坪に30万株の山野草が植えられているそうです。昨年まで拡張工事中でしたが、今年は完成し、園路もウッドチップが敷かれたチップロードになって整備されています。山野草がよく育ち、他では見られない大振りの姿となっています。協力金100円を入れて入ります。

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(上の写真)左=入口、中=タチフウロ、右=フシグロセンノウ

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(上の写真)どれもシキンカラマツ、左=花のアップ、中=花穂の様子、右=全体の姿

 シキンカラマツ(紫錦唐松)はキンポウゲ科。見たい、見たいと思っていましたが、なかなか見られませんでした。今回、初めて出会いました。しかもタイミングよく満開の時にです。どうやら長野、群馬、茨木、福島などに分布しているそうですが、どこも絶滅危惧種に近い状態のようです。それで出合えなかったということのようです。紅紫色の花びらのように見えるものは花びらでなく萼片だそうです。紅紫色の萼片の内側に黄色い雄しべ、雌しべが引き立ち、葉はカラマツソウと同じですから、紫錦唐松と名づけられたというのも納得です。秋には葉が黄葉に草紅葉することも念頭にあるのかもしれません。

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(上の写真)左=アキカラマツの花、中=アキカラマツの姿、右=オトコエシ

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(上の写真)左=キレンゲショウマ、中=シデシャジン、右=ヒヨドリバナ

 キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)はアジサイ科。ほとんどの図鑑が、レンゲショウマ(下の写真参照)に似ていて、花が黄色だからと書いています。しかし、写真を見比べて、どう見ても似ているとは思われないですが、どうでしょうか。それにレンゲショウマはキンポウゲ科。さらにレンゲショウマはサラシナショウマと葉が似ているので名づけられたとあります。それほど似ているとも思われませんが。

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(上の写真)左と中=レンゲショウマ、右=ユウガギク

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(上の写真)左=タイツリオウギ、中=ガガイモ、右=メタカラコウ