多摩川の小河内ダムより上流部は山梨県に入り小菅川と言われます。その渓流に沿って小菅村管理の森林散策路を歩きました。ツルリンドウが足元に赤い実をつけており、これが自然状態のツルリンドウと思いました。
小菅川の渓流 ツルリンドウ
ヤマグルマ ヤマグルマの樹皮
ツルリンドウ(蔓竜胆)はリンドウ科。山地の木陰に生える多年草で、赤い実が花びらの中で熟すのが可愛らしいです。花は、いわゆるリンドウの花。ヤマグルマ(山車)はヤマグルマ科。常緑広葉樹で、関東以西、台湾まで分布しているということですが、今までタブノキと見間違えていたのかもしれません。あまりお目にかかったことがないので、すっかり忘れていました。道管が無く仮道管で水を吸い上げるということです。無道管被子植物として知られているとのことです。ヤマグルマ科ヤマグルマ属ヤマグルマで一属一種の植物。別名トリモチノキという名も理解できます。
キリの花芽と実 キリの実
キリの花芽 小菅川渓流
ヤマヤブソテツ シラネセンキュウ
クジャクシダは夏緑性なので、間もなく枯れますが、小羽片の形が、まるで羽を広げているように見えます。クジャクの尾羽のようでもあります。ゲジゲジシダも夏緑性。羽片の付け根にある翼の連なりが、互い違いになっており、ゲジゲジを連想させるからと言いますが、どうでしょうか。ヤマヤブソテツは耳垂が出ていることから、ヤブソテツと区別できます。