野楽力研究所

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上野東照宮冬ぼたん園・・・令和5年1月24日

 上野東照宮冬ぼたん苑を訪れました。丁度いいタイミングでした。冬ぼたんは40品種160株が栽培されています。冬ぼたんといわれるものは、この時期に咲くように温度管理をして育てたもの。寒ぼたんと言われるものは春と初冬に咲く二期咲きのぼたんで、花を咲かせるのは自然任せで難しいということです。冬ぼたんには似たような花に違う名前がついていて区別が難しいですが、花の美しさを素直に賞でることとします。   さらに清水(きよみず)観音堂まで足を延ばし、歌川広重の「名所江戸百景」に載っている「月の松」を見てきました。今日の様子です。

(↑上の写真)左=写真左側前方の道が冬ぼたん苑に向かう道です。中=冬ぼたん苑の道、右=入口

(↑上の写真)左=ワラ囲いされた冬ぼたん、以下ぼたんの名前は当苑名札による品種名、中=紫紅殿、右=太陽

(↑上の写真)左=島大臣、中=八重桜、右=新国色

(↑上の写真)左=花王、中=御国の曙、右=島の輝

(↑上の写真)左=八千代椿、中=連鶴、右=島の藤

(↑上の写真)左=聖代、中=黄冠、右=白鳥の湖

(↑上の写真)左=白雁、中=百花撰、右=春光寿

(↑上の写真)左=島錦、中=白神、右=綾き門(りょうきもん)

(↑上の写真)左=写楽、中=七福神、右=紫雲殿

(↑上の写真)当苑内の花、左=ソシンロウバイ、中=紅梅、右=苑内の飾り

(↑上の写真)左=万両、中=千両(黄実)、右=百両(黄実)

【以下は清水観音堂にて】

(↑上の写真)左=清水観音堂の「月の松」、中=「月の松」を不忍池方面から写したもの、右=清水観音堂

 清水観音堂は、寛永8年(1631年)寛永寺を開山した天海大僧正が上野の山を東叡山と称し、数多の堂舎の一つとして、京の清水寺に倣って建立したも。その後、現在地に移され、不忍池を琵琶湖に見立て「月の松」を配し、不忍池を眼下にする風流な景観をつくり出しました。歌川広重も魅了され、浮世絵に描きました。不忍池辯天堂を琵琶湖竹生島のそれに見立て、月の松の円の中にその不忍池辯天堂が収まるようになっています。初代「月の松」は、明治初期の台風により被害を受けて失われていましたが、平成24年に復元されたものです。(Web:ニッポン旅マガジンなど参照)