野楽力研究所

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神奈川県立東高根森林公園・・・令和4年5月23日

 南武線武蔵溝ノ口からバスで15分ほどで着きます。また南武線津田山下車で一山超える感じで墓地の中を30分歩き、裏道から入ることもできます。スイカズラ、アカショウマ、ワスレナグサが花盛りでした。鶯の鳴き声や清水の流れの音が爽やかに耳元に届いてきます。今日の様子です。

(↑上の写真)左=入口のパークセンター、中=スイカズラ、右=アカショウマ

(↑上の写真)左=ヤマアイ、中=ヤマアイの群落、右=ミドリハカタカラクサ

 ミドリハカタカラクサ(緑博多唐草)はツユクサムラサキツユクサ属、南アメリカ原産の常緑多年草帰化植物。日本では昭和初期に渡来して観賞用に栽培されていたものが逸出したものという。やや湿っている日陰や水辺に生え、群落を形成している。北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアにも定着し、日本では要注意外来生物に指定されており、特に愛知県では条例で野外への放逐する行為が制限されている、ということです。茎が茶色で葉がやや小さいものはトキワカラクサ(常盤唐草)またはノハカタカラクサ(野博多唐草)と呼ばれ、原種に近く、ここの写真の様に茎が緑で葉がやや大きいものは園芸種として改良されたものらしくミドリハカタカラクサと呼ばれているようです。(各種図鑑、Web参照翻案)

(↑上の写真)左=キショウブ、中=ワスエナグサ、右=オランダガラシ

 オランダガラシ和蘭芥子・和蘭辛子・阿蘭陀芥子・阿蘭陀辛子)はアブラナ科オランダガラシ属の水中または湿地に生育する多年草。 ヨーロッパから中央アジアの原産。 明治3~4年頃に日本に入り、今では各地に野生化し、水辺に見られる多年草。 一般にクレソンと呼ばれていて、標準和名オランダガラシは、外国から渡来したという意味で名付けられ、清流にしか育たないというのは俗説で、汚水の中でも生育する、という。 独特な香りとほのかな苦味、ピリッとする辛味があり、βカロテンを大量に含み、ビタミンC、鉄分、カルシウム、カリウム葉酸などの栄養素も豊富に含むことから、血液の酸化や貧血予防に役立つ野菜といわれている、という。 (APG牧野植物図鑑スタンダード版とウィキペディア参照翻案)

(↑上の写真)左=ナガバオモダカ、中=ユキノシタ、右=水辺のある園内風景

(↑上の写真)左=ユウゲショウ白花、中=ユウゲアショウ紅花、右=ヘビイチゴ

(↑上の写真)左=コバンソウ、中=カモジグサ、右=ヤマアワ

(↑上の写真)左=ウツギ、中=ヒルザキツキミソウ、右=ドクダミ

 ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)はアカバナ科マツヨイグサ属。北アメリカ原産で、日本へは観賞用に輸入・栽培され、戦後神奈川県などで逸出帰化した。世界の温帯域で花卉として栽培されている多年生草本。夏から秋にかけて、淡桃色から白色、直径5cmほどの4弁花を茎の上部にやゝ総状につける。花は夜に開花するが、日中も萎まない。名称の由来は、宵に咲く月見草と違って、昼間にも開花していることによる、という。(各種図鑑、Web参照、翻案)

(↑上の写真)左=ヤブジラミの種子、中=セントウソウの種子、タチツボスミレの閉鎖花

(↑上の写真)左=オオバコ、中=ヘラオオバコ、右=木道のある園内風景

(↑上の写真)左=イワガネソウ、中=イヌワラビ、右=ミドリヒメワラビ