東高根森林公園に春の兆しを感じながら自然観察しました。今日の様子です。
(↑上の写真)左=園内谷戸筋の水辺(中央右の小さい木=ロウバイ)、中と右=ロウバイ
(↑上の写真)左=カルガモが休憩する水辺、中=ヒメリュウキンカ、右=ヤマアイ(蕾をつけ始め)
ヒメリュウキンカ(姫立金花)は、キンポウゲ科キクザキリュウキンカ属で帰化植物の多年草。「日本日本帰化植物写真図鑑」によれば、「ヨーロッパ原産。非常に多型で、多くの種内変異が」がある。「在来種のリュウキンカによく似ているが、本種はダリアの球根を思わせる肥大した地下部を持って」いるとのこと。Web:「ガーデニングの図鑑」によると「分布域は、北アフリカからヨーロッパ全土、トルコ~ロシア東部に至り、牧草地や草原、道路脇、森林地帯など広範囲に自生しています。強健な性質と美しい花を持つことから」世界に分布を広げていて「北アメリカでは広い地域で逸出したものが野生化しており、侵略的外来種として幾つかの州での栽培が禁止されています。」とのことです。リュウキンカとつくので、水辺が好みかと思いがちですが、ヒメリュウキンカは森林地帯にも自生しているので日本でも雑木林の中に見つけることもあり、丘の上で咲いていることもあります。
(↑上の写真)左と中=紅梅、右=ヒイラギナンテン(春を待つ蕾)
(↑上の写真)左と中=フモトシダ、右=リョウメンシダ
(↑上の写真)左=イノモトソウ、中=オオバノイノモトソウ、右=イノデ
(↑上の写真)左=ホシダ、中=ヤブソテツ、右=ナガバヤブソテツ
ヤブソテツ(藪蘇鉄)はオシダ科ヤブソテツ属。日本各地の林下や路傍に生える常緑性シダ。葉の形は違いますが、ソテツのような葉(羽片)の付き方をし、藪に生えているのでヤブソテツと名づけられたそうです。羽片の基部が円みを帯びているものをヤブソテツとし、上の写真のように羽片基部上側に耳垂(耳片、耳状突起、耳たぶのようなもの)が出ているものをヤマヤブソテツとして分けていましたが、「桶川修 文「くらべてわかるシダ」(令和2年4月発行)によれば、ヤブソテツの項に「従来ヤマヤブソテツと呼ばれていた型を含む」とされていますので、本HPでもこれからは、ヤブソテツとヤマヤブソテツは、ヤブソテツに統一することにしました。