雲一つない晩秋の青空が広がりました。駐車場標高900mから野鳥観察小屋手前のテラス標高1200mまで森林セラピーロード大滝の路を自然観察しながら歩きました。奥多摩の山並みは錦を織りなしていました。三頭大滝(標高1115m)付近はさすがに紅葉も終わり、冬枯れの様相です。
(↑上の写真)左=入口、中=紅葉のイロハモミジと黄葉のヤマシバカエデ、右=ヤマシバカエデ(チドリノキ)
ヤマシデカエデはムクロジ科カエデ属。いままではカエデ科でしたが遺伝子解析によるAPG新分類でムクロジ科になりました。ヤマシバカエデはその実の付き方が千鳥足のようですので、チドリノキとして親しまれ来ました。上の写真のように葉だけをアップするとクマシデのようなシデの仲間のように見えてしまいますが、葉や枝の付き方が対生なのでカエデの仲間と判定しやすいです。紅葉と黄葉が対をなした山の風景は晩秋の寂しさを感じさせますね。
(↑上の写真)左=森林館前の紅葉、中=山の紅葉、右=奥多摩の山並みの紅葉
(↑上の写真)いずれも紅葉の様子
(↑上の写真)左=橋を渡る手前からの三頭大滝、中=三頭大滝、右=大滝休憩所前の様子
(↑上の写真)左=リンドウ、中=ミツバツツジ、右=コアジサイ
(↑上の写真)クマワラビのこの時季の特徴ある様子、左=先端が枯れ始め、中=先端の裏側の胞子嚢群(ほうしのうぐん=ソーラス)、右=胞子嚢群の部分が枯れる
(↑上の写真)左=イヌシダ、中=イノデ、右=ジュウモンジシダ
(↑上の写真)左=ゼンマイ、中=ヤブソテツ、右=ヤマヤブソテツ