神代植物公園の梅は、今が満開、見頃です。3月1日(日)まで梅まつり。25日は休園日。72種、180本の梅が植えられているとのことです。神代小橋を渡って左側が梅園、その奥にマンサク(満作)園があり、梅園の右側が椿園になっています。
(↑上の写真)いずれも梅で、左=梅園、中=緋の司、右=長束
(↑上の写真)左=蓮久、中=月の桂、右=未開紅
(↑上の写真)左=一の谷、中=八重松島、右=見驚
(↑上の写真)左=唐梅、中=月影、右=輪違い
(↑上の写真)いずれもマンサクで、左=オレンジビューティー、中=モリスパリタ、右=ルビーグロー
(↑上の写真)左=獅子頭、中=天ヶ下、右=大唐子
(↑上の写真)いずれもワビスケ(侘助)、左=初雁、中=紅侘助、右=数寄屋
ワビスケ(侘助)はツバキ科。侘びと数寄を持ち合わせた茶花として飾られ、ワビとスキ、ワビスキがワビスケになったということです。渡辺淳一著の上品な不倫小説「ひとひらの雪」では、主人公の建築家伊織の不倫相手の一人、霞が活けてくれた花が侘助。「霞は、侘助のように静かで控えめなのに、去った後には豪奢で豊饒な余韻がある」と。もう一人は笙子で、グラジオラスを活けてくれた。笙子は、飾り棚の霞が活けた河骨(コウホネ)を見て、「きれいなお花、花言葉は危険な恋と言うのよ」と暗示めいたことをいう。伊織は改めて飾り棚の河骨を見た。結局、二人とは破局を迎え、二人は去って行った。伊織は「ひとひらの雪」と知りながら、また、新しい不倫を掌に受けようとするのである。(一部翻案)
(↑上の写真は園内で)左=サンシュユ、中=ユキワリイチゲ、右=フクジュソウ
(↑上の写真)いずれも大温室の睡蓮
(↑上の写真)いずれも大温室の今が盛りのハイビスカス。