野楽力研究所

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国立昭和記念公園・・・令和2年2月1日

 2月3日の節分を忘れずに、花を咲かせるセツブンソウ(節分草)に会いに昭和記念公園へ行ってきました。例年、節分の日にNHKの放送がありますが、今年はどうでしょうか。

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(↑上の写真)どれも節分草

 セツブンソウ(節分草)はキンポウゲ科。早春に開花し、初夏には姿を消すことから「スプリングエフェメラル」と呼ばれています。エフェメラルとはエフェメラ(カゲロウ)のように儚い、短い命という意味だそうで、スプリングエフェメラルとは「春の儚いもの」「春の妖精」ということのようです。5枚の花弁のように見えるものは萼片の変化したもので花弁(花びら)ではないそうです。この 萼片は6枚・7枚のときもあります。

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(↑上の写真)左=紅梅、中=白梅、右=紅梅(大盃)

 梅の花がほころび始めました。梅の種類によって早咲きのものから遅咲きのものまでありますから、これからしばらくは梅の香が馥郁と漂うことでしょう。

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(↑上の写真)左=白梅(八重野梅)、中=紅梅(寒衣)、右=白梅(玉牡丹)

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(↑上の写真)左=シナマンサク、中=ボケ、右=ソシンロウバイ

 マンサク(満作)はマンサク科。早春の黄花三友の一つで蝋梅に続いて咲き始めました。枝一面に花をつけるのが今秋の豊年満作を約束しているようなので「満作」とか、春先に先ず咲くので「先ず咲く→マンサク」となったという説などあるそうです。花の形が一見変わっているので不思議な花と思われますが、萼片が4つ、その間にひものような花弁が4つ、おしべが4つ、柱頭が2つに分かれているめしべが1つあります。マンサクは沖縄を除く日本在来種、シナマンサクは中国原産で枯れ葉が花の時期までついているのが特徴なので、見分けやすいです。

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(↑上の写真)左=タチカンツバキ、中=ヤブツバキ、右=キンカン