野楽力研究所

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美ヶ原高原美術館・・・令和元年9月9日

 長野県上田市、下諏訪からヴィーナスラインの一番奥、標高1981mの美ヶ原高原美術館は、美術館の敷地が山野草園のような感じです。夏の花は終わり、秋の花リンドウを残すのみで、野外彫刻の鑑賞にはもってこいですが、草花は寂しくなりました。

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(上の写真)左=高原の中の美術館、中=マツムシソウ、右=ウメバチソウ

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(上の写真)左=ハクサンフウロ、中=ゴマナ、右=ワレモコウ

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(上の写真)左=リンドウ、中=ヤマハハコ、右=彫刻「雲の墓標」

 リンドウ(竜胆)はリンドウ科。晴れの時のみ開花するので、開花した様子が見られたら運がいいですね。根は生薬として健胃剤に用いられるそうですが、その苦いことが竜の胆のようだというので竜胆と名づけられたということです。伊藤左千夫の「野菊の墓」では、野菊のような人は民子、リンドウのような人が政夫になっています。「リンドウはほんとによい花ですね。わたし、リンドウがこんなに美しい花とは知らなかったわ。わたし、急にリンドウが好きになった」「政夫さんはリンドウのような人だ」というセリフがありましたね。また、清少納言枕草子64段で「 竜胆は、枝ざしなどもむつかしけれど、異花(ことはな)どもの皆霜枯れたるに、いと花やかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし」と愛でています。

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(上の写真)左=コケモモ、中=アキノキリンソウ、右=フユノハナワラビ

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(上の写真)左=野外彫刻風景、中=彫刻「こよみ」、右=彫刻「ダイヤモンド構造」