入笠山に登るには、乗用車の入山規制がありますので、一般的にはゴンドラを利用します。ゴンドラを降りたところが山野草園になっていて、多種類の山野草が自然の雰囲気で植えられています。恋人の聖地と言われる展望台があり、八ヶ岳の広い裾野が広がります。
(上の写真)左=山野草園・先端が展望台、中=ユウスゲ、右=センジュガンピ
センジュガンピ(千手岩菲)はナデシコ科。 本州山地の亜高山に生える日本特産種ということです。日光の中禅寺湖千手堂周辺で発見された中国原産の岩菲(センノウのこと)に似た花から名づけられたそうです。花びらの先端がギザギザしていて、それが千手観音の指のようにも見えるので、とても印象的です。しかも、この時季、赤橙の花弁のフシグロセンノウと開花が同時期で、対照的な花色の印象をもちます。
(上の写真)左=マツムシソウ、中=ヒヨドリバナ、右=ノアザミ
(上の写真)左=イチヤクソウ、中=シモツケ、右=ズダヤクシュ