いよいよ桜吹雪が舞い、春本番。足元には山野草が百花繚乱、春爛漫というところを野川公園自然観察園で満喫してきました。JR中央線東小金井駅下車、南へ徒歩30分。お奨めです。
(下の写真)左=園内風景。中=レンゲ(ゲンゲ)。右=ヤマブキソウ
(下の写真)左=ラショウモンカズラ。中=オドリコソウ。右=ヒイラギソウ。ラショウモンカズラ(羅生門葛:シソ科)この花の形が渡辺綱に一条戻り橋で切り落とされた羅生門に巣食い悪行を繰り返していた鬼女の腕を想起させるというので名づけられたということです。切られた鬼女は、切られた腕を残してたちまち空を覆う黒雲の彼方へ飛び去ったそうです。花をアップしてみました。切られた腕に見えるでしょうか。渡辺綱は源頼光に仕えた頼光四天王の筆頭の強者。その腕を持ち帰って大切に保管していましたが、義母に化けた鬼女を部屋に招き入れたためにまんまと持って行かれてしまったということです。平家物語剣巻にありますが、謡曲『茨木』は一条戻橋の説話の舞台を羅城門に移しかえたものということです。
(下の写真)左=フデリンドウ。中=ヒトリシズカ。右=ヤマネコノメソウ。
(下の写真)左=イチリンソウ。中=ニリンソウ。右=カテンソウ。
(下の写真)左=マルバスミレ。中=タチツボスミレ。右=コスミレ。
(下の写真)左=トウダイグサ。中=イカリソウ。右=チゴユリ。
(下の写真)左=キランソウ。中=ムサシアブミ。右=ウラシマソウ。
(下の写真)左=キジムシロ。中=ヤブレガサ。右=クサノオウ。