ロウバイを求めて、今日は神代植物公園へ向かいました。マンサク・ウメが咲き初め、温室内ではいつものようにベコニアが咲き競っていました。しかし、今回はダーウィンのランと言われているダーウィンが予言したランが咲いていました。このランの花の距の長さに合った長い口吻を持った蛾がいるはずだと予言したことで有名になったアングレカム・セスキペダレです。
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(↑上の写真)左=ロウバイ、中=マンゲツロウバイ、右=ソシンロウバイ
(↑上の写真)左=ロウバイ、中=マンゲツロウバイ、右=ソシンロウバイ
(↑上の写真:どれもウメ)左=白難波、中=八重寒紅、右=冬至
(↑上の写真)左=マンサク:ダイアナ、中=ツバキ:富士の峰、右=ツバキ:肥後入日の海
(↑上の写真:どれもツバキ)左=ワビスケ:数寄屋、中=夕陽、右=大神楽
(↑上の写真)左=白腰蓑、中=サザンカ、右=ヤブツバキ
(↑上の写真)どれも温室のラン室にて
(↑上の写真)どれもダーウィン予言のラン=アングレカム・セスキペダレ
アングレカム・セスキペダレ1862年マダガスカル島でこのランを発見したチャールス・ダーウィンは「ランの距と同じくらい長い口吻を持つ昆虫がいるはずだ」と予言しました。当時この予言は信じられませんでしたが、ダーウィンの死後21年めの1903年に長さ20㎝を越える口吻を持つキサントパンスズメガが発見されました。
(↑上の写真)どれも温室のベコニア室の花
(↑上の写真)どれも温室のベコニア室の花
(↑上の写真)どれも温室のベコニア室の花
(↑上の写真)温室のサボテン室にて
(↑上の写真)山野草園にて、左=アリドオシ(一両)、中=ヤブコウジ(十両)右=シロミノマンリョウ(万両)
アリドオシ(蟻通し)はアカネ科。蟻さえ刺し通すという鋭いトゲが生えているので蟻通しといわれるとのこと。前年の実が翌年の花が咲くまで残っているので別名は「在り通し」。語呂合わせで、「千両、万両、在り通し」の縁起物として正月にセンリョウ、マンリョウと共に活けると福を呼ぶそうです。神代植物公園にはマンリョウはたくさんあるのですが、千両が見当たりません。マンリョウの実には、空気中の窒素を固定できる葉粒菌という共生細菌が移り棲んでいるそうで、そのために発芽した時、すぐに栄養がとれて成長できるということです。マンリョウが林の中で、はびこっているのはこのためでしょうか。
(↑上の写真)左=オオハナワラビ、中=アカハナワラビ、右=コシノカンアオイ
オオハナワラビ(大花蕨)=シダ植物:ハナヤスリ科。冬緑性なのでこの時季しか観察できません。アカハナワラビ(赤花蕨)=オオハナワラビと同じですが、冬に栄養葉が黒紅色に変わるのが特色。